趣味で園芸をやられている方ならば、鉢やプランターで使った土を山にしている場所があったりするのでは?我家では、昔々使っていた写真用現像バット(全紙サイズ)が、ヤマモリどころか土砂崩れ状態になった土置き場がある。
そこに・・・たぶん、鉢から捨てた土の中にこぼれ種があったんだろう・・・朝顔が咲いた。
地這いの朝顔・・・ナニも支柱を立てて絡みつけて仕立てるばかりが朝顔の育て方ではない。地に這わせる育て方だってある。だから、仕立方としてはあるんだが・・・これは意図されたものではなく、放任栽培の結果であり・・・ハッキリ言ってだらしなさの結果なんである。
ワガハイ的には、発芽して間もない頃に、根を傷めないように鉢に植え替えて育てるのだが・・・土置き場で咲いたら儲けもの!と考えるのが妻の発想であり、感性なのだな。それもまた、個人の尊重という点で大切にしたいと思う。
まあ、なんでもキッチリと整理されているのが美、というワケではない。
まあ、こういうのもオモシロイケドね。
終わりかけのスベリヒユと混栽になっているのが地這いらしい光景。
上画像、花びらの縁が少しダレてきている。撮影のタイミングが少し遅かった。とは言っても午前9時位の撮影だったのだが。フェンスで咲いている朝顔は、まだ花びらがピンと張っていて元気だったから、地面に近いという条件が、花の寿命に何らかの影響を与えているのかもしれない。
このあたり、チャンと二つの条件を設定して、同じ品種の朝顔を、同じ日照、同じ灌水で・・・といった条件を揃えて、しかもまとまった数を用意して、しかも数年間のデータを蓄積させれば、研究結果になるだろう。
もう、そういう論文ってあるのかなぁ?
「地這いキュウリ」っていう栽培方法もあるんだが・・・その場合ってどうだったっけ?昔、コレも結果的に地這いになってしまったキュウリだったが、ネットに絡めた個体よりも収穫量は減ったような感じがした。しかも収穫したキュウリは、空中になっているモノの方が予想が付く思うが・・・綺麗だった。
まあ、やっぱり朝顔も支柱に絡めた仕立の方が、花は綺麗に楽しめるんじゃないかな。
地這いの場合は、地面と接する部分の色が悪くなるし、そこから傷むコトが多いから、何らかのマルチングのようなコトをやっておかないと、仕上がりはイマイチになるかな。これは朝顔でもキュウリでも同じかな。
カボチャだって地面に接する場所には、チョットした配慮をしておいた方が綺麗に出来るし、空中栽培したカボチャは綺麗だからなぁ・・・やったコトないケド。(スイカの空中栽培とかも、やったコトないなぁ・・・まだまだ挑戦するコトは残っているか?)
マルチング・・・畑などに興味の無い方にとっては、ソレってナンジャらホイ!?だと思う。
昔は畑の作物の生え際に、敷き藁などして地面を覆った。今では黒いビニールシートで地面を覆って、そこに穴を開けて作物を植えたりしている。黒いシートならば地温(地面の温度)が太陽熱によって上昇するし、白や銀色っぽいシートを敷けば虫除け効果があったりするとか、果実ならば下からの反射した太陽光によって、実全体の色付きが良くなるとか・・・まあ、いろいろな理由があってマルチングは行われる。
マルチングの資材っていうのもイロイロあるからねぇ・・・因みに敷き藁っていうのは自然に土に還って堆肥になるし、誠にエコで宜しいのだが・・・なんか敷き藁を買うというのもナカナカ、そうそうアマチュアでは入手し辛い資材ではある。稲作をやっていれば買うまでもないコトなんだが。
それでは、ビニール素材を購入するか?というと、ほんの少しの畑の場合は、ナンか売られている単位が大きすぎる。まあ、数年間使えるっていうコトはあるにせよ、その保管場所がねぇ。
妻的には、周辺から雑草を引っこ抜いてくる・・・そしてソレを敷き藁代わりに使う。この方法で何年もやって来たみたいだ。コレを行う場合は、出来れば予めイネ科系の雑草を刈り取って枯らしておく、しかも種を付けていないタイミングに限る。そうしないと、雑草の種蒔きをしているコトになってしまうからねぇ。
しかし・・・土置き場から思いも寄らぬ朝顔が咲いたコトに、儲けもの!ってな感じでほくそ笑む妻・・・トマトでもナンでも、意図せずに収穫するモノに幸せを感ずる、というワケだな。
補足:トマト等のマルチングなんだが、この夏は暑かったからだろうか?黒のマルチングが災いとなって、根がダメになって枯れてしまった畑があった。地温が上がりすぎてしまったのかな?マルチングについて、これからは従来の考え方を変えていかないと温暖化に対応出来ないのかもしれない。