Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

豊島区駒込三丁目・・・気になった献灯「キノエネ醤油」

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駒込 2008年9月23日

13年前の9月23日の東京都豊島区駒込三丁目、JR駒込駅前にある神社の入り口の画像だ。さほど広い境内ではなさそうだったが、さすが駅前の神社である。案外通りがかりの人だと思うんだが、お参りに立寄っているようだ。人の出入りが頻繁なんである。

ワガハイは、フラフラと散歩していた。ナニかの打ち合わせの後、時間があったから歩いていたんだろう。染井吉野桜記念公園なんてぇのがあるんだなぁ・・・などと、偶然の発見に感心した後、道路を渡ったところに位置する、この大國神社(祭神は大國主命)があった。

な~んか、独特の怪しさを伴う佇まいなのだ。こういうのは説明が困難な感覚である。数人の出入りを見たあとで、神社周辺を確認しながらお参りしてみることにした。

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大國神社(だいこくじんじゃ)である

ワガハイは稲荷神社と相性が悪いので、稲荷と分かったら立ち入らないことにしている。なんで相性が悪いのかというと、ワガハイが敵対しているからである。その理由は、食性が重なるという問題があるからだ。

ワガハイの好物の一つである油揚げ、いなり寿司、コレを供えるなんざもっての外であって、それはワガハイが食べるものである!と、子供の頃からジジババに駄々をこね、叱られていたのである。近所のお稲荷さんに供えられた油揚げが、カラスに持って行かれるのが納得いかなかったのである。ありゃあ、カラスの餌場になってるじゃないか!っていうワケだ。

で、なんだが大人になってもず~っと稲荷神社というのは、叱られた記憶とともにあって、一応“敬遠”という態度をとっているのだ。まあ、叱られる、というようなモンじゃなかったからなぁ・・・バチが当たる、呪われる、っていう具合に脅されたからねぇ。

そんなワケで、この大國神社も様子を窺って、稲荷とは無関係であることをしっかりと確認したワケだ。まあ、稲荷って書かれてないんだから、そんなに慎重になる必要もないんだがね。

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大國神社 門前

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お参りに向って・・・次々と参拝者

ほら、案外参拝者の姿があるでしょう。ここから先の境内の画像は控えておこう。お参りに行けばイイのだから。で、ワガハイ的にはちょっと違うところに興味がいってしまったのだ・・・マイドの話題脱線!

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キノエネ醤油

キノエネ醤油って言ったら、千葉県野田市にあるキノエネ醤油のコトだろう。この神社では甲子祭といわれる祭儀が行われているらしい。

以下、甲子についてちょっと備忘録・・・十干十二支は、特に十干は最近使わないんで、ワガハイも記憶が曖昧になってきましたな。

 

十干(じっかん)

10日ごとに循環する日を表示する数詞(中国の殷代・日本での読み方)

 甲(コウ・きのえ)、乙(オツ・きのと)、丙(ヘイ・ひのえ)、丁(テイ・ひのと)、戊(ボ・つちのえ)、己(キ・つちのと)、庚(コウ・かのえ)、辛(シン・かのと)、壬(ジン・みずのえ)、癸(キ・みずのと)

十二支(じゅうにし)

古代中国で発生した数詞

「子」「丑」「寅」「卯」「辰」「巳」「午」「未」「申」「酉」「戌」「亥」

 

ということで、十進法と十二進法の第1番目の組み合わせが甲子(きのえね)ということである。暦の上でこの甲子にあたる日というのは60回目で一回りするわけで、物事のはじまりとして重要視されるきっかけになりそうだわな。で、甲子の夜に子の刻まで起きて甲子祭、または甲子待(まち)とも呼ばれる縁日・・・大豆、黒豆、二股(ふたまた)大根を供えて大國主命(大黒様)を祀る。

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献灯 キノエネ醤油

千葉県には「甲子正宗」を醸す「株式会社飯沼本家」という酒蔵があるが、「甲子正宗」の文字は、とりあえず境内では見当たらなかったと思う。あるのは醤油だ。

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これも・・・献灯 キノエネ醤油

これだけキノエネ醤油の献灯があるということは、この大國神社と無関係であるはずがない。きっと商売繁盛を祈願されておるのだろう。

(2008年の散歩で見つけた「献灯 キノエネ醤油」なんで・・・でもまあ、まだあるだろう。コロナ禍なんでねぇ・・・確認に出かけるのは自粛ですな。)

 

で、キノエネ醤油株式会社は野田市にあるわけだが、野田といえば醤油の街で、その規模からもキッコーマンっていうのが先ずはアタマに浮かぶ。だが、ワガハイがよく酒を買うスーパーマーケットの棚を見ても、キノエネ醤油は見つからん。だからなかなか使う機会がない。ただ、キノエネ醤油のウェブサイトにあるレシピ・・・「山芋ステーキ」は今度作ってみようかと思うんですな。なにせ季節は秋!自然薯も入手出来るかもしれないからねぇ・・・。

 

追記 2021年9月10日

グーグルのストリートビューってぇヤツも便利なんだが・・・ここぞ!という調べたいところが画面中心にこないことがある。で、確認が大雑把になるんだが・・・まあ、それ位でいいのかもしれない、全部詳細に見ることが出来ても弊害・問題はあるからねぇ。というコトで、それでもよくよくストリートビューと衛星画像を見てみると、大國神社の様子が変である。なんか、ワガハイが行った時の境内の雰囲気と違うんである。

で、大國神社のサイトをよ~く見てみると由緒の項に〈平成23年暮れに社殿・社務所の建て替えが終了、翌平成24年春には境内整備も完了しました〉とある。平成23年というと2011年である。この頁で紹介した画像の撮影は2008年だからなぁ・・・もう、この怪しさ漂う雰囲気はなくなってしまったのねぇ・・・ちょっと残念。

やっぱり、写真は撮っておくといいね。もう再会することのない風景になってしまったんだな。