Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

ボストン湾に沈んだ茶箱は・・・BOSTON HARBOUR TEA

珈琲や紅茶、そして煎茶は、日々の暮らしの中で大量消費されている。人間という動物は、カフェインにアルコールにと、大騒ぎして摂取に励んでいる。ワガハイもその一人であり、カフェインもアルコールも平均的な摂取量を遙かに超えている生活をしているかもしれない。

これは洋の東西に関わらず、いろいろ紛争の火種にもなっていて、アヘン戦争でつとに有名であるな。歴史を紐解けばカフェインのルートを絶てば国が困窮する・・・みたいな見方が出来なくもないようなコトもあるし、実際昔のドイツがアフリカに向ったのはコーヒー・プランテーションっていうヤツだろう。で、いまだにその地域では、やっぱりドイツの影響が強いらしく、良質のコーヒー豆を産する農園との取引については、ドイツは強い!なんていう話を聞いたコトもあった。

タンザニアケニアのコーヒー農園には、ワガハイの好物を産するところがあって楽しみだからなぁ。

ま、ダージリンの産地に行けば(って、ワガハイは行ったことがないからねぇ・・・行ってみたかったけどね)、鉄道はいまだに英国からもたらされたインフラで、街にある教会はど~見ても英国国教会だよなぁ。

ダージリン、アッサム、セイロン・・・いいよなぁ~。

静岡県本川根や牧之原に行けば、茶畑見ていいよなぁ~、と締まり無い顔してニタニタしてしまうんだが。

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BOSTON HARBOUR TEA

分かりやすいが、直球勝負のデザインだねぇ・・・

茶といえば、当ブログでも書いた岡倉天心の「茶の本」である。以下のリンク先も参照されたし!

etsuro1.hatenablog.com

etsuro1.hatenablog.com

この「茶の本」の中でこういう記述がある・・・

この飲料(茶)はやがて生活必需品­­―課税対象となった。これに関連して茶が近代の歴史に演じた重要な役割が思い出される。植民地アメリカは本国の圧迫に言いなり放題になっていたが、茶に重税が課されるや、ついに人間としての忍耐の限度に達した。アメリカの独立はボストン湾に茶箱を投げ捨てた日にはじまる。

岡倉天心著 桶谷秀昭訳 茶の本【英文収録】講談社学術文庫

注:( )内 Etsuro 追記

カフェインやらアルコールっていうのは、禁令で締付けたり重税を課したりすると暴動のモトである。生きるために絶対に必要とはいえない筈のものが、とても重要なんである。何度も書いているが不要不急のために人生はある!

いざとなれば、茶や酒の品質などは問われない。メチルアルコールでも飲用してしまったコトが、かつてあったではないか。ま、路上飲みはねぇ・・・止められないだろう。完全に法令で押さえ込んだら、そのエネルギーは何処へ向うかわからない。会場の中は無観客で、会場の外は有観客・・・というようなコトが書かれていたが、そうなるだろうなぁ。

まあ、ワガハイのように五輪よりも七輪の方に興味がある人間にとっては、会場内でスポーツの祭典が行なわれていようと醒めたもんである。だが、これが鍋会だったなら事情が一変する。一般立入禁止のスタジアムの中から、ナニヤラ旨そうな香りが漂ってくる・・・間違いなく中では美味料理や旨酒が振る舞われておる・・・ワガハイは耐えられずに箸と皿、そして猪口を持参して会場外の路上にヨダレの池を作っているだろう。

聖火台ではなく、七輪に火が付けられて、その上には土鍋が・・・ダッチオーブンでもいい。網の上では肉が焼かれ出した・・・牛脂の焼ける宥めの香りである。ああ、ああ・・・もう耐えられない〈ついに人間としての忍耐の限度に達し〉・・・そしてワガハイの侵入を阻止する警備員や警察官ともみ合いになり、狂犬病に罹った野良犬のように狂ってしまうかもしれないねぇ(そんな元気はもう、無いが)。

五輪に醒めているワガハイだが、それを鍋会に置き換えて考えてみれば・・・競技場の外が有観客で密集状態、というのも分かるような気がする。だが・・・暑いだろうに?体力あるなぁ、と思う。くれぐれも熱中症注意で!コロナとややこしいからなぁ。

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DAVISON NEWMAN & CO. LTD.

本日の画像は、ボストン湾に沈んだ茶箱・・・のお店の空き缶だ。中身はサッサと美味しく頂いてしまった。ダージリンスリランカブレンドだそうだ。相当に旨い紅茶だと思うので、ボストンに行かれたり、知人がおられる方は送ってもらうと良い。

ただ、現在はコロナ禍なんでねぇ・・・ワガハイもアメリカの知人にナニヤラ送りたいものがあるんだが、郵便局の情報では船便しか扱っていないらしい。それは品質的にヤバイよねぇ。まして真夏で暑い。コンテナ内部の温度を考えると、リーファー指定しないとダメになってしまう。酒なんか送ったら・・・向こうに着く頃には煮きり過ぎた酒になってしまっている。火入れを通り越してしまっている。早く空輸が普通に行える環境になってほしい。

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缶の側面には歴史が書かれている

ダメ押しか? No duty is payable now.

ボストン湾に沈んだ茶箱は・・・いくらなんでも今引き揚げることが出来たとしても、中身は浸水しちゃっているだろうなぁ・・・それとも密封は保たれていて、しかも海中だけに温度変化も少なく、理想的な保管状態だったとしたら?

ま、アメリカの知人によると、その茶箱はまだボストン湾に沈んだままだろうという。そして彼らも同じように、茶箱の中身が気になっているらしい。ひょっとしたら、とてつもなく美味い茶かもしれないねぇ。熟成されてとんでもない香味になっているかもしれない。

 

※ St. Andrews Church ケルト十字が見える。ダージリンの街で一番古い教会らしい。