Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

脳細胞の死滅と、アミロイドβの蓄積が繰り広げられるワンダーランド・・・寸足らずでも書いておこう

今月に入ってから、幾つかのキーワードが頭の隅にこびり付いている。それはナカナカ複雑で困難な問題に繋がるので、整理しきれるものではなく、とりあえずのメモとしても残せるかどうか分からない。が・・・マイニチ大量の脳細胞の死滅と、アミロイドβの蓄積が繰り広げられるワンダーランドに生きているのだから、寸足らずであっても書いておくことにしてみよう。

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捨てられないLPレコードのレーベル(部分)

Paul Simon STILL CRAZY AFTER ALL THESE YEARS 1975年

夏休みが始まり高速道路の渋滞情報が流れ、「五輪疎開」なる言葉が出て来た。「疎開」は、かつての大戦下で本土空襲に備える方策だったのだが、それは人々の生命存続が目的ばかりではなく、軍を維持するための戦略でもあった。人ばかりではなく建物も疎開対象である。国や軍にとって重要な施設周辺の民間の建物は強制的に破壊されたのだ。今回の「五輪疎開」といわれることは、強制疎開ではなくて自主的な疎開だろう。その点は民主的だが、地方への感染拡大に繋がらないと良いが。

 

何となく、国やら国際機関とか、そういう公共的な事業という表面の裏側が明らかになってしまうことについて・・・

24ある人々の罪は明白でたちまち裁かれますが、ほかの人々の罪は後になって明らかになります。25同じように、良い行いも明白です。そうでない場合でも、隠れたままのことはありません。

新約聖書 テモテへの手紙一  5章 日本聖書協会 新共同訳

 というところが引っ掛かっている。まだ、現時点では明白な部分のスキャンダルでしかない。たぶん、後になってから明らかになることがあるかもしれない。不穏な世の中だからこそ、不平等や不正に対してはより神経質になるだろう。様々な批判にはワガハイも“然り”と思うことが多い。だがしかし・・・その先にどの様な世界が待っているのか、それは分からないことだが・・・どこかで寛容というコトが必要になってくる。落ち着きを取り戻すコトも考えたいと思ったりする。

 

五輪に関しては、「新国立競技場」国際デザイン・コンクール最優秀賞だったザハ・ハディド(Zaha Hadid)さんの一件から、ワガハイはポリポリ?状態でスッキリしなかった。建築はソモソモ地盤や環境とのコンタクトが根源的な問題だろう。なのにどうして隣接する構造物との折り合いというコトが、はじめから考慮されていなかったのかいな?と思うんですな。

そして、あの時の審査員は、フニャフニャと曖昧に雲隠れしてしまったように見える。案外、当事者の誰もが、本気で巨大構造物を造り上げるというリアリティが希薄なまま、夢見心地の浮ついたココロで生きていたんじゃないだろうか?

たぶん、建築も構造の専門家が必要なほど、専門分野が細分化しているから、審査に関わる方々は実のところ構造の深~い部分は分からなかったのかもしれない。

 

そうして始まった五輪という一大プロジェクトは、コロナ禍という躓きで多くの弱点を曝け出すことになった。数え上げきれない問題が浮上し続けたが、女性蔑視にしても、いじめ虐待にしても、ついにはホロコーストにまで関わる問題が露わになると、もう、文化基盤、意識基盤から検証しなくてはならなくなったように思える。

義務教育では、少なくともワガハイのような昭和30年代に生まれ育った場合、現代史は授業でやってない。教科書に記述があるコトも授業ではスルーしていた。だから日本が戦争に向っていく状況や、ましてホロコーストのことなどスルーであった。ま、一筋縄ではいかない内容だけに、サクッと避けちゃった感じなのだ。

今の学校ではどのようになっているかはワカラン。だが、優しさであるとか、強さだけではなく、弱さ、はかなさを大切にする社会も含めての教育環境ならば、このところ起っている問題は起りにくいだろうなぁ・・・

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SILENT EYES・・・ワガハイが高校生の時かな?これは大変だと直感したな

ワガハイ、あまりビートルズというのは聴かなかったんだが、ポール・サイモンさんは気になっていましたな。で、レコードは新譜が出れば直ぐに買いましたな。それでヒヤリング能力が低いから英文歌詞と辞書広げて、ウダウダやりながら聴いていた。和訳はねぇ・・・綺麗に意訳されていることもあるから分かんないんだよねぇ。

で、まあ、歌詞内容は難しいですな。まあ、大人の歌ですよ!中高生には背伸びし過ぎなところはある。だが、SILENT EYESに関しては文章的に訳すことが出来ても意味深長過ぎてワカラン!今と違って、調べ物は「世界大百科事典(平凡社)」の中をさまよい歩く術しかなかったからなぁ。でも、結局は問題が多岐にわたっていて知識的には暗記出来るにしても、心情の問題が壁にぶち当たっている感じがしてど~にもならなかった。

でもまあ、スポーツの力は知らんが、音楽の力というか・・・ポール・サイモンさんの音楽の力は、ワガハイにただならない気持ちがイスラエルユダヤと、パレスチナと・・・渦巻いているコトは感じさせてくれた。十代のワガハイにとっては、それがリアリティであり、大切な体験でしたな。

 

そしてず~っと引っ掛かる言葉が「炭火」「炭火を・・・積む」というコトなのだ・・・が、これはまた、章を改めて書くコトにしようと思うんだな。

五輪開会式・・・隈研吾さん設計の新国立競技場かぁ・・・空席が目立たないようにという、客席の背もたれの色だったかな?不思議なコトにそういうことになってしまったな。突貫工事での労災事故のコトも忘れないでいよう。