海の見えるところにやってくると、水平線という決定的かつ絶対的な基準が出来てしまうよなぁ・・・そういう条件でカメラを構えるということは、もう、どうにもならない・・・つまり水平線を画面のどの辺りに入れるか?ということに支配されてしまう。特に横位置に構えると尚更だな。意識しすぎてカメラを斜めに構えたりするとどうも落ち着きませんな。で、居直って直球勝負に出るという方法・・・こうなったらカメラを水平に構えちゃえ!ってぇヤツだね。
ま、正確に見ると上の画像は若干傾いているが。
撮影場所は、神奈川県小田原市国府津・・・ちょうどJR国府津駅の北側にある山の中腹から見た伊豆大島というわけだ。みかん山だから農道があるからな。
写真の構図というのも、いろいろ考え出すとややこしいことになる。真上を撮る、真下を撮る・・・こうした条件では仕上がり画面の天地というのがナンダカ意味をなさなくなることがある。で、悩み出すとプリントをグルグルと回して時間を費やすし、Photoshop画面上ならば何度もクリックして画面の180°回転を繰り返すことになる。まあ、ドツボにはまることはそう滅多にないんだが、ある日突然このテの問題にブチ当たることはあり得るからねぇ。まあ、カメラ構えた状態での自分の目鼻口の位置関係からすれば、口顎側に位置する画像が地になるわけだが・・・時にそういった撮影時の状況を無視して、単に画面上のバランスで決めた方が見やすいということもあるなぁ・・・
ということで、決定的やら絶対的基準やらというのはあるな。でも時に柔軟な判断が求められる。
力みすぎると壊すな。これ、ものづくりに共通するんだな。絵画でも描きすぎてぶっ壊すことはあるし、削りすぎれば彫刻は・・・マズいねぇ。料理でもやり過ぎるとナンダカ押しつけがましくなるし・・・加減というのが大切だなぁ。
概ね、柔軟性はあるに超したことはないな。思考も身体も柔軟体操が必要だ。気力体力知力ではど~にもならんことも多いな。
ン???
ナニが言いたいかって?
環境が破壊されれば森も腐る・・・ということだ。環境破壊は「人間」の問題だからなぁ。森が壊れれば海も壊れるねぇ・・・とにかく柔軟性だな。