Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

飲酒撮影の皆既月食

昨夜の皆既月食 2022/11/08 20:10

旨酒呑んで酔っ払い撮影の皆既月食の図。

望遠ズームレンズを付けて、しかも手持ち撮影。

イイ時代だ。ISO6400、シャッタースピードは1/3。

使ったカメラがオリンパスだから35mm換算で420mmの望遠というコトだ。

酔っ払い撮影!

酔っ払っているからブレないのか?手振れ補正機能は、飲酒とは関係ないのか?

こういう補正がクルマでも出来れば、飲酒運転は関係なくなる・・・というコトで、多分、カメラの技術の方が数歩先を行っているんじゃなかろうか?

ファインダー覗いていても、シャッター半押しするとファインダー内の月がピタリ!と止るからねぇ・・・気持ち悪いぐらいに!

 

ナニガシカの正確な観測をやっているワケではないので、ザックリと庭で撮影したら部屋に入ってお酒の続き。ず~っと外で見ていると冷える季節だからなぁ。

子供の頃は、月の欠け始めから戻るまで、ず~っと見ていたコトもあった。そして教科書的な図を思い出しながら・・・太陽と地球と月の位置関係を頭の中でイメージして妄想の宇宙空間に漂っているような気分に酔っていた。

ジジイになると、イメージに酔うのではなく旨酒に酔うのだ。

 

皆既中の月の背景にポツポツと小さな白い点が見えるのは星だ。手持ちで撮影した画像を拡大して、星を見てみると僅かな水平方向へのブレが分かる。1~2ピクセル程度のブレだ。それが画面上の全ての箇所で見られるコトから、レンズ収差ではないだろう(ひょっとしたら自転の影響?)。

このブログの画像は解像度を落としてあるので、殆ど点像になっていると思う。

しかし・・・かっちりと三脚固定すれば見事な点像として結像した星が見られそうな、優れた光学性能のレンズだなぁ(赤道儀に載せないとダメかなぁ?)。他のメーカーのレンズでも、同様の性能を有しているのかどうかは知らん。ワガハイ、テクニカルライターでもないし、そういう比較に好奇心を燃やす人間でもない。

でも・・・手持ち撮影だからねぇ。安易な志で撮影出来る便利な時代になった。まあ、スマホでの撮影方法など夕方のテレビでは解説していたし(少しアンダー設定にして撮影するのがコツなんだそうだ)、撮影出来ちゃうんだろうケド。だから、この皆既月食って、今までの皆既月食の中で一番多くの人が撮影した天文現象だったりして?

普段、全く天文現象に興味の無い人でも撮影したっていうコトが多かったんじゃなかろうか?そんな気がしている。

 

それで・・・この月食の画像は画像処理的にはフォトショップでいじってある。背景の星も出来るだけ撮影出来て、且つ、月本体も階調がトビ、ツブレない状態で撮影するために露出補正はゼロ。後処理で月が派手過ぎるのを抑えて見た目の印象に近づけてみた。初手から薄暗い皆既月食のイメージに合わせて露出をアンダー気味に決めてしまうと、幾つかの星が消えてしまうからなぁ。

 

というワケで、ある種の潔癖な撮って出しのマニアの方々からすれば邪道の極地!RAW現像の賜物!フォトショップ処理のインチキだ。でもまあ、堅苦しいコトはイイじゃないか。どうせ研究目的ではない、ワガハイのスケッチ代わりなのだから。