昨日(4月16日)に公示された衆院補選のニュースを見ていて、ワガハイの住む選挙区ではないからという理由ではなく、いつもの選挙以上のシラケ感だった。
ナンでだろう?
こういうのって、直感的なコトなので説明は極めて面倒だ。だが、要は候補者の演説をテレビ報道が一部だけ抜き出しているのをコチラとしては見聞きしているのだから、演説内容そのものに加えて、報道のナニガシカも加わった上でシラケていることになるんだろう。
もっとも、ニュースソースがそういうコトならば、どの様に伝えようともそういうコトになってしまうには違いないけれど。それは大昔にフジフィルムのテレビCMで、樹木希林さんと岸本佳代子さんが演じていたヤツだな。
美しい人はより美しく、そうでない方はそれなりに・・・
果たしてより美しくなるのかどうかは知らんケド、ナニにつけてもそれなりに写るってぇのは案外「写真論」だと思ったもんだ。言うまでもなく、名作CMだ。
というコトからしても、候補者の演説の一節抜き取り報道にシラケるというのは、本体に関してもそれなりに・・・なんだろう。ただし、それなりに美しい?とは思えない。
だってさぁ・・・力説するほどに嘘っぽく聞こえてくるんだよなぁ。
与党も野党も同じ永田町界隈のムジナだよなぁ。
このままでは日本はダメになる・・・という常套句に説得力はあるのだろうか?そんなに強く語ったトコロで人間という動物は、トコトン詰まるところまで行かないと思い知らないもんだ。そして常にそこでは想定外と言い、誰かを断罪して統治を維持してきた。だからダメになると言っている本人が、日本をダメにするという見方も出来る。
ならばダメになるストーリー、黙示文学でも繰り広げた演説をやっていただいた方が分かり易い。それは全ての有権者を脅すことになるだろうが。それでもそのストーリーに僅かばかりの人類愛があれば、「ヨハネの黙示録」程ではないにしろ、暫くは語り継がれるだろう。
もっとも、ナニに付けても「脅し」という手法は禁じ手だけどねぇ。
だが、東京15区は立候補者9人???8人か。流石に都会で人がいるわなぁ。
これでまた永田町の洗礼を受けて、怪しい人生を歩む犠牲者が出るというコトだわなぁ。なんで進んでその道へ行くんだろうねぇ?という嫌味を言いたくなる政治家という動物なんだよなぁ。
とにかく血税使ってろくでもない審議に時間を浪費し続けるのが、国会という場なんだろう。そしてそ~ゆ~動物が人間なんである!と既に結論が導き出されてしまっている。
どんなに法制度を整備しようが、抜け道は作っている輩が一番熟知している。自分たちのやり辛い法律を作るワケがない。それが人間ってぇもんだ。それをガチで改革しようとしても古狸が怪しく忍び寄ってナンチャラするだろう。
やっぱり、再選は何回までという限度を設定した方がイイかねぇ。以前も書いてみたけれど、老人は去り際も肝心。脳味噌が頭蓋骨に固着しているような輩は、引退した方がいい。そして若い政治家が、自分たち世代の将来設計を議論した方がイイ。
年金制度を見て見ればイイ。戦後にあの制度を設計した世代がイイ感じで恩恵を受けられるような制度設計になっていたではないか。そして黎明期において関わった役人は語った・・・「若い世代は若い世代の制度を考えれば良い」と。
我が爺様世代は一時、田中角栄という人物に熱狂した。だが、あ~ゆ~コトになった。歴代首相を見るに、それでも人間的にマシだったのかもしれないと思うのは、大平正芳さんかなぁ。それはたまたま見たテレビに出ていた阿川佐和子さんも「今となって思えば大平さん」みたいなコトを語っていた。
阿川さんも枯れてきたねぇ・・・大平さんって言うかぁ。ワガハイも、振り返って見ると・・・大平さんだったかなぁ?と思うけど。
「あ”あぁ”ぁぁ”・・・うぅ”ぅぅ”・・・」
なんか、発言の前にやたら唸っていたのが特徴だったから、あまり格好良くなかったけれど。祖父は「大平さんはシブい男だ!」って言ってたけど。
でも、政治も一人で決まるものではないからねぇ。
つまり、永田町は全部にわたって腐敗菌が蔓延してしまっていると、思いますなぁ。
実に不快なニュースが多いが、とにかく花でも眺めて気持ちをほぐして本日もまいりたいと思う次第でございます。