Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「紅葉」と「高揚」・・・フジの葉が綺麗だ

フジの葉が綺麗だ

葉が黄色になっても紅葉と言うコトが多い。黄葉とか褐葉と正確には言うと思うが、あまり一般的ではないかと思う。こういうのをネチネチ言い出すと理屈っぽいと言われるけれど、紅葉というのは「もみじ」とも読むし、考え始めると面倒だ。

そして、幾ら考えたトコロで結論は出ないので時間の無駄である。でも時間の無駄だらけで人生は出来ている。大して有意義なコトなんぞない。自然の循環の中で存在し続けている人間という動物だったならば、無駄も意義もない。

 

余計なコトを積み重ね過ぎたから、面倒なコトを引き受けざるを得なくなった。世の中を便利にしようとイロイロ発明などし、空を飛ぼうなどと考えて実現したから戦闘機や爆撃機が出来たし、ミサイルの数を競う羽目に陥った。

だからど~~した!所詮、人間なんぞ食って寝て、クソするだけのもんじゃろが!まあ、このところペロペロと「臨済録」などつまみ読みしているんだが、この枯れた世界観はなんと、読むのも無駄な意義のないコトだろうか、と感心はする。

 

臨済録」・・・これ、全然面白くはない。「ふ~~~ん、だからど~~した!」って思い、時々眺めるのだ。先日は静岡県に所用があり、たまたま「白隠慧鶴所縁」の「松蔭寺(しょういんじ)」の近くを通った。ここ、まだ立ち寄ったコトがない。

ここは、沼津市のJR「原」駅近くにある臨済宗の古寺だと思っていたんだが、調べると「白隠宗」なんだそうだ。ナンでそ~なったんか知らんケド、臨済宗でいいんじゃね?わざわざ分派したのかねぇ?詳細は調べる気にもならないが。

ま、調べるのが面倒だから、たぶんご無沙汰の友人が個々の檀家だったと思うので、会ったら聞いてみよう。もっとも会ったら寺の話しにはならないとは思うが。それに檀家だからナンでも知っているワケでもないだろうし。

 

というコトで、聞いたトコロで、調べたトコロで「ふ~~~ん、だからど~~した!」ではあろう。寒さの中で仏像を焼いて暖をとったっていう話は有名だが、舎利の一つも出てはこなかったっていうオチは好きだねぇ。

白隠慧鶴の書画を集めて暖をとったとしても、勿論、舎利の一つも出はしないコトは明白だから、そんなコトはしないし、出来ないけれど・・・単に灰になって一時的に二酸化炭素が排出されてしまうだけだ。

そう!現代の科学は仏像を焼いて舎利は出てこないが、その代わりに二酸化炭素が出てくるコトは証明済みである。というコトは、今の時代の舎利は二酸化炭素であろうか?人間、死ねば火葬されて二酸化炭素を排出し、ダイオキシン類も少量排出される。

焼いても仏どろこか、迷惑なモノが出てくるだけだ。つまり見ようによっては人間という動物は、ロクなモノをこの世に生じさせていない。コレはかなり絶望的、悲観的な状況と思わざるを得ない。ソコを喝破するのが「ふ~~~ん、だからど~~した!」。

ヘビー級の4WDで野山を踏みつぶし、陸の覇王となるコト・・・そうした無神経さのような振る舞いにワガハイの目には映った安倍晋三元首相だったが、やっぱりあの永田町に長居すると、何らかのバイキンが脳味噌に浸食するんだろうなぁ。

そういえば、安倍元首相は都内の何処かの臨済寺に行って、座禅をしたとかいう話があった。そしてその住職は「ただ座禅をして帰られただけで、ナニを感じ、得られたのはか知らんケド・・・」ってなコトを語っていたように記憶している。不正確だが。

そりゃそうだ。人の脳内に起こった妄想など共有困難だ。それに共有しようと努力するのは余程のコトがなければ起こらない。今朝は「フジが綺麗だよ!」という妻の驚嘆するコトバがあった。そんなの当にワガハイは撮影済みである(上画像)。

 

妻:「ほら!フジが紅葉している!!」

ワガハイ:「そう言うココロが高揚している!」

妻:「綺麗だねぇ~、フジの紅葉もきれいだねぇ」

ワガハイ:「フジも気分が高揚でもしているのか・・・」

・・・・・・・・・

 

たからど~~~した!別に綺麗になるために紅葉しているワケでもなく、人に褒められるために紅葉しているのでもない。マイドの季節の巡りのなかで、地球温暖化が進行する状況下で、とりあえず今季も黄葉を迎えたコトは、とりあえず安堵。

だが・・・鉢植えのピノノワールは、紅葉とはならなかった。それは夏が暑すぎた。ピノという葡萄(欧州品種の多くはそういう感じ)は、我家よりも冷涼な地域向きの品種だ。ピノは真っ赤に、ワインを想わせる色に紅葉するのだが。

ピノノワールの紅葉を見るコトが出来れば、そりゃワガハイも、気分は高揚するけどねぇ。