昨晩は、ギネスビールを呑みながら過ごした。と言っても、老人は一缶を開けて妻とシェアして終わり。
チビチビ呑むビールには、ギネスはいい。こういう呑み方にはエビスもプレモルも向いてない。もう少しせっかちな呑み方になってしまう。やっぱりピルスナータイプは、泡が抜けきってしまうと興ざめするトコロはある。
とは言っても、国産大手の黒ビール系は総じて甘いので、それなりにセッカチに吞まないとキレが失せて味わいがダレ過ぎてしまう。
やっぱり、ダラダラと、ジワジワと、ノンビリ呑むにはギネスが適している、と、実感しつつ、自宅で土曜の夜を過ごしていた。
そして、これまたダラダラとナリユキでテレビは流れていた。時間は午後10時を過ぎて、飲み屋歩き的には2軒、もしくは3軒目に突入という時間だったが、自宅にてギネス一缶目であった。
ある意味、休肝日的呑み方？
前振りがやや長くなったが、シチュエーションとしてはそんな感じだった。気付くとテレビには、ホラン千秋さんが出ていた。そして石原良純さんと山瀬まみさんも出ていた。「ザ・ニンチドショー（テレ朝）」という番組らしい。
だが・・・他の方々の名前はワカラン。老人ってぇのは、そ～ゆ～もんである。そして新たに名前を覚えようともしない。
まあ、真剣に視聴しているワケでもなく（番組制作者や出演者には申し訳ないようにも思うが）、はじめて見る番組だったので、その企画内容は理解していなかった。どうやら昭和世代と平成世代のギャップを笑う内容みたいだった。昨日は、最近のCMと昔のCMの比較みたいだった。
だが、ワガハイは（というか石原良純さんだってワガハイと同世代だと思うんだが）、この昭和30年代世代が視聴したリアルCMって言ったら、この番組で取り上げられたものよりも、もっと以前のCMにこそ、その凄さがあったと思うんである。
確かに、いすゞジェミニのCM・・・パリの地下鉄のヤツとか、噴水でジャンプするヤツとか、片輪走行とか、話題になったヤツは番組で紹介されていた。ありゃあ、インパクトあった。あの頃のジェミニとか、117クーペとか、いすゞのクルマのデザインはイケてたなぁ。もう少し前ではベレットとか。
あの時代、やっぱり他の国産車よりもいすゞは突き抜けていた。なのに今、いすゞのクルマに乗ろうとしたら・・・トラック買わにゃならん。
ま、一応ワンボックスで・・・といってもバンだろうが、「COMO」ってぇのがあるみたいだが・・・コレってたぶん日産のキャラバンじゃね？
あとは「D-MAX、MU-X」っていうのもあるみたいだが、コレらは海外専売車種となっている。
まあ、なかなかいすゞとしては、一般ユーザー対象のサービスまで手が回らないのかもしれない。でも、チョット残念だねぇ。国内販売の噂は聞くコトもあるけれど、大々的に売るコトはないんだろうなぁ。
でも、CM放送の年代的にも、ここら辺までが昭和後期・平成世代と共有出来る限界点なのだろうか？
言うまでもなく、やっぱりコレは避けて通れないCMだった。あまりに教科書的過ぎるから、例として使わなかったのかもしれないが。
ワガハイの若かった頃は、酔っぱらいながら「ホレ！イエイエのなんちゃら以降の、ど～た～こ～た～～」って語る上司的居酒屋談義が、あったからねぇ。
でもまあ、昨日、その番組を時折見ながら思い出したのは、やっぱりワガハイ的には最強・最高のCMだと思っている・・・日産スカイラインの「愛と風のように」だよなぁ。ケンとメリーの・・・ってぇヤツだ。まあ、Youtubeでイロイロあるから、気になる人は検索されたし。ただ、ワガハイが一番好きなバージョンがとりあえず見つからなかったので、リンクは貼らない。夕焼けのバージョンがあったと思うんだが？
あのCMには、クルマに対するロマン、幻想、妄想があった。実用性ではなくて、今で言うスポーツカー好きとも違ったものだ。
やっぱり高度経済成長期の幻想だったのだろうか？今日よりも明日の方が豊かになる、という日本全体の気分だったんだろうか？それがあのようなCMに繋がったんだろうか？
1970年代かぁ・・・
ワガハイが普通免許を取得する時の教習車は、日産ローレルだったケド・・・まだ初心者マークを付けていた頃に一度だけ、知人のケンとメリーのスカイラインを運転させてもらったコトがあった。
いやぁ～～～～、乗りにくかった。整備状態が芳しくなかったのかもしれないが、クラッチのミートポイントが掴みづらかった。ソモソモ日産のクラッチよりは、トヨタのクラッチの方が扱いやすいとは思っていたケド。
あのCMから得られた夢のクルマ・・・運転してみたら、結構辛かったな。
