このところ酒ネタが続いたので、本日は酒ネタは止めておきたい。止めたからといって肝休日になるワケではないけれど。
連日、気になるニュースが多い。そしてワガハイは記憶力の低下を自覚している。だから簡単にでも、様々なコトについて書いておくことは備忘録としても、老化防止にも役立つのではないか?とは思う。これは一応、優等生的な発想だな。
だが、現実は堕落している。書き留めておきたいと思いつつも面倒くささが先にたつ。それに書くことでさらに苛つき、頭にくるコトが多い・・・かなぁ?
だが、これは忘れてはいけない!今日は長崎に原爆が投下された日だ。戦争のことについて言及しておきたい。
1945年の夏、ワガハイの親父は九州にいた。糸島界隈だったと聞いている。つまり、大雑把に言って広島と長崎に挟まれたエリアにいた。その時、原爆が落とされたという情報は伝わったのだろうか?
戦争中・・・特に軍隊の話については口が重かった親父から聞き出すのは大変だった。その8月9日について・・・
「別にいつもと変わらない訓練をして就寝したと思う。」
そう言うのである。とにかく、広島や長崎に爆弾が落とされたというのは、上官には伝わっていたかもしれないが、親父達には伝わっていなかった。数日後に、噂のようなカタチで「広島と長崎に新型爆弾が落とされた」と伝わったらしい。
原子爆弾・・・原爆という名前は、いい加減後になってから知ったことらしい。
ま、そりゃそうだろうけど・・・一般人や下っ端兵士には、余程の理系でない限り原子ってぇコトバさえ、大した理解が無かったような時代だったはずだ。
だから敗戦で軍から開放された父は、ナ~ンも知らずに復旧して間もない山陽本線ルートで神奈川県まで帰ってきたのだった。
「それって、若干だけど・・・親父、被爆してない?」
そうワガハイが言うと、
「いや、健康診断は毎年受けているけど、ナニも問題ないから問題ないんじゃないの」
と・・・素っ気ない。そして暫くナニヤラ記憶を探っていたようだった・・・
「帰郷するときの列車って言ったって、客車じゃなかった。貨車だよ。貨車にみんな乗って・・・暑かったから扉を少し開けておいて・・・・・・そういえば一箇所、外を見るな、とか言われて扉を閉められたような気もする。」
敗戦の気落ち、疲れ・・・張り詰めた神経が抜けてしまった中、久しぶりに再会出来る家族との時間に待ち遠しさを覚えつつも、無力感に苛まれる・・・そしてこれからの人生のコト・・・複雑な心境だっただろう。
実際、多くの男がやることがわからなくなって、精神的に参ってしまったらしい。なにせ軍国少年として生まれてから教育されてきた人達が、一気に違った世界に放逐されるようなもんだからなぁ。
だからだろうか、親父は結局のところ「自由」というコトが分からない、と晩年まで呟いていた。「自由とはデタラメだ」と言っている時もあった。アメリカは嫌いだったねぇ・・・イギリスも。ワガハイがイギリスに旅行した時は、な~んか複雑な表情していた。
「ロンドンのメシが不味かった!やっぱり日本のメシが一番だ!」
とワガハイが言ったら、一番嬉しそうだった親父の心境っていうのは、やっぱり永遠に米英への敵視っていうのが抜けなかったのかもしれない。
戦争は続くよどこまでも・・・コレが現実かぁ。全くこの件に関しては学びがない。もっとも動機が欲望だよな。欲望ってぇヤツは、満たすまでは終わらない。或いは疲れ果てるまでは終わらない。
だが、酒呑みたいっていう欲望も、経験を積んでくれば二日酔いの辛さを知っているから、ホドホドに呑むコトを覚える。欲望をちょうど良く満たす加減を知る。そうして旨酒を楽しみ、イイ時間を得るようになるだろう。
まあ、飲酒と戦争を並べて話すのもナンだが・・・戦争ってぇヤツから人類が縁を切れないならば、やっぱり適当な加減をもっと学んだ方がイイんじゃない?
結局、酒ネタ使わないと説明出来ない?
核兵器を使ったり、チラつかせて脅したり、原発周辺に攻撃仕掛けたり・・・ならず者的な、そういう限度を超えたやり方っていうのは、個人領域のコトで例えれば、ウォッカを1リットル一気飲みする程にバカだとは思わないんだろうか?
核は所持してしまったならば、なかなか手放せないんだろう。核中毒ってなもんだ。もう、核無しでは生きていけない私・・・ってなモンなんだろう。
世界は核休日を設けて、少しずつ核を減らして、核開発につぎ込む予定の予算を地球温暖化対策に向けるべきだ。温暖化は、核よりももっと強烈に全世界に等しく脅威をもたらしているではないか!
ロシアも中国も火遊びしている場合ではない。軍事技術を誇りたいならば、その能力を温暖化の解決への研究に振り向けて世界を席巻して貰いたい。
本日画像なし!
午前11時2分、浦上天主堂上空・・・本日のブログ更新は午前11時2分である。