Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

ミュゼ・ドゥ・ヴァン 松本平ブラッククイーン 2019 アルプスワイン・・・川上善兵衛さ~ん!

ブラッククイーンという葡萄品種(ベイリー × ゴールデン・クイーン 1927年)は、日本で交配されて生み出されたものだ。ふる里は岩の原葡萄園(新潟県上越市)、と言えば川上善兵衛さんである。善兵衛さんは様々な組み合わせを試して、現在の日本産赤ワインの主力品種であるマスカット・ベーリーAを生み出した。他にもローズ・シオターという品種もあるが、善兵衛さんが交配してボツとなったものの中にも、ひょっとすると凄い可能性を秘めているものがあったかもしれない。というほど、沢山の組み合わせをやるしかないからねぇ・・・。

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ミュゼ・ドゥ・ヴァン 松本平ブラッククイーン 2019 アルプスワイン

お久しぶりのアルプスワイン!二十代の頃、友人のオヤジさんの別荘が蓼科高原にあってねぇ・・・ま、ソコへ遊びに行くときに一升瓶のアルプスワインを手土産にしたもんだ。いろいろ売られていた当時の一升瓶ワインでは、アルプスワインの赤は気軽なバーベキューや鍋料理に難なく受け入れられる香味だったねぇ。

という昔話のレベルとは異次元に突入している国産ワインの世界だが・・・そう!日本酒のもの凄い展開も感動するが、国産ワインもトンデモナイことになってきている。それは、国産ワインが欧州などに比べて圧倒的に不利な気候環境の下で葡萄が栽培されていることから、畑から醸造・熟成と技巧勝負にならざるを得ないだろう。だから日本酒とチョット似ている・・・蔵のテロワールというコトは重要だろう。人が醸す酒という要素が大きくなってくるだろうな。それがまた面白さだと、ワガハイ的には思っておるなぁ。

それで・・・「ミュゼ・ドゥ・ヴァン 松本平ブラッククイーン 2019」は、スーパーマーケットの酒売り場で見つけたものだ。そして常連のスーパーではなく、年に数回ひやかす程度の隣町のスーパーだ。このお店、開店当初は面白いビールやワインが置かれていて、何度か購入したんだが、直ぐに平凡なビールばかりになってしまい、徐々にワイン売場もつまらなくなった。

そして現在の棚に並んだワインでは、このアルプスのワインと、シャトージュン、白百合醸造ロリアンワイン位しか興味がないねぇ・・・でも、売れてないねぇ・・・コルク栓で縦置きで、うっすらと埃かぶっている状態というのは・・・ど~なんでしょうねぇ?怖いですねぇ。

というワケで、一番埃が被っていないのがこの「ミュゼ・ドゥ・ヴァン 松本平ブラッククイーン 2019」だったんだな。

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裏ラベル

マスカット・べーリーAに比べてイマイチだったブラッククイーン・・・という印象があったんだが、だいぶイイ感じに呑めるワインになりましたな。ただし、フランスやスペイン産の同価格帯のワインでは、カベルネソービニョンがあるからねぇ・・・チリ産ならばもっと低価格だ。こうした輸入ワインの方が、いわゆる赤ワインに合わせやすいとされる料理には合致しますな。

でもまあ、そういうもんだ。そ~ゆ~基準で長年、食経験が積み重ねられてきたんだからねぇ。だから、このブラッククイーンに関しては常識を覆して考えた方がイイかもしれない。

つまり、カベルネソービニョンではイマイチな料理に合わせられるだろう、というコトだな。で、ワガハイ的にはたぶん、お好み焼きとか、焼きそばとか、ビールに合いそうな料理とか、そういう感じじゃなかろうか?と思ったんだなぁ・・・。これ、日常的に家庭料理の中では楽しみやすいワインかもしれない。勿論、洗練度の高いフレンチとでも相性というのは悪くはないと思うんだが、そういうシチュエーションでは、他に出番を待っているワインが多いからね。

そして、ルーマニア・ワインで使われている土着品種、フェテアスカ・ネアグラとの比較なんていうのも面白いかもしれない。そりゃあ、圧倒的にフェテアスカ・ネアグラの方が香りが強くて派手なんだが、なんか・・・似ている感じもあるぞぃ!

ブラッククイーンは、香りに関しては地味である。でもねぇ・・・タンニンの感じだろうか?何故かアルプスワイン呑みながらルーマニア・ワインを思い出したんだな。

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