Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

ワガハイは上野公園が嫌いなのである・・・「ロリアン メルロー樽熟成 2019 1013本限定」

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ロリアン メルロー樽熟成 2019 1013本限定

昨年12月、遂に勝沼へ行ったワケだが・・・まあ、我慢の限界だったワケだ。そしてオミクロン株の蔓延前に、路面凍結の可能性が上がる前に・・・と、そうしたコトもあったのだ。

現地に行くと、やっぱり面白いモノが入手出来る。流通している商品なんてほんの一部だっていうコトが改めて分かる。そしてやっぱり限定品には弱いのである。この一本も、以下のリンクの時に購入したものだ。

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もう、ルバイヤートロリアンへの道なんて最短の道筋も会得して、極めて能率的にワイナリー巡りが出来る。春になったらまた、勝沼へ行こう!と思う。

ま、勝沼のワインを呑むと勝沼に住みたいと思うし、丹沢山相模灘を呑めば、神奈川県に住んでいてヨカッタと思う・・・まことに勝手なもんだがね。

藤枝住みたいケドねぇ・・・杉錦。

 

旨酒が作られている地域っていうのは、やっぱり魅力的だな。都会は様々なモノが入手出来るけど、もう、通販でそれらを購入出来ると思うと、都会に住む楽しみなど薄らいだようにも思う。

ま、博物館やら美術館っていうのは、やっぱり都会には適わないが、だが同じ展覧会を見るならば、神奈川県立近代美術館の葉山っていう立地条件で見る方が、気分はイイよなぁ。ワガハイは上野公園が嫌いなのである。なにせ過去数回、鳩がアタマに糞を落下させたからな。

 

コロナ禍になって、都心に出る機会が無くなった。それに喘息の影響・・・薬の副作用も考えられるが、電車に乗って地下鉄を利用して、一日都内を歩き回るというのは無理だなぁ・・・。これ、コロナ禍が収束したとしても、ワガハイの健康上の制約から都内は厳しい。渋谷や新宿の空気の中を、マスクを厳重にしていても厳しかった数年前・・・今なら更に喘息発作を引き起こしかねない。

ワガハイの喘息だが、スギ花粉やハウスダスト以上に排気ガスは辛い。いまだに整備不良のディーゼル車とかはあるからねぇ・・・それがナカナカ辛いんですな。ま、そもそも人混みっていうのは空中を舞っている埃も多いもんである。

何らかの打開策を、とは思うが・・・都内に出ることを人生の中から外してしまえば、特に問題ないというコトも分かっているのである。が、人とのお付き合いの問題は悩ましいですなぁ・・・。

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裏ラベル

さて、ロリアン(白百合醸造株式会社)の赤ワインである。メルローという葡萄品種は、果実味のある酸少なめのまろやかさが特徴だが、反面、重く感じてしまうコトもある。故にボルドーではカベルネフランなんかをブレンドしたりするのがスタイルになっている。勿論、メルローだけのワインでも十分に美味しいのだが、やっぱりブレンドすることで香味のタッチに多様性が生まれるってぇコトはあるわなぁ。

ブレンドしないストレートだったら、カベルネソービニョンの方がウケるかなぁ?カベルネソービニョンって、やっぱり派手だよなぁ。それに比べればメルローは概して落ち着いている。このロリアンメルローも基本的にはメルローらしい要素の分かりやすいワインになっていた。

ただし、裏ラベルのフルボディよりの表記には疑問を感ずる。これはミディアムでしょうな。軽めのメルローと感じた。日本の環境で無理せずに育てて醸した赤ワインの香味、とも思えた。樽香はやや強めに感ずるが、それはベースがやや淡い香味だからかもしれない。推奨温度は15~17度と書かれているが、夏に敢えてもう少し低い温度で楽しんでも良いかもしれない。やや白ワインの領域に重なる用い方も出来そうに思うのだ。

欧州のメルローとはまた違った赤ワインになるのは当然であるとして、このメルローはフレンチよりはイタリアン、和風洋食(和洋折衷料理)に合いそうな香味で、日本の食卓の事情にはとっても使いやすいワインだと思った。勿論、ワインの香りが邪魔をするような料理は無理だがね。

ワインが苦手な人でも、これなら呑めるという可能性は高く、だからといって軽々しい造りのワインではないから、ワイン好きでも興味深く呑めるのではないだろうか。日本のワインは欧州で造られているワケではないのである。日本の気候・土壌・人によって造られているのである。日本の食卓の中で親和性の高い香味というのは当たり前だろう。

サン・テミリオンとかポムロールとか、ボルドーでは好きだけどねぇ・・・ありゃあ、我家の食卓で楽しもうと思ったら、料理をちょっと頑張らなくちゃいけない。それもまた、時にはイイんだけどねぇ・・・。

 

もう少し勝沼が近かったら、気軽に買いに行くのだが・・・夏タイヤのままで山梨へ行くのは、今の季節はちょっと怖いですな。