Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「常きげん」で上機嫌なんで脱線しまくり・・・美山錦生原酒

一昨日の当ブログ「神奈川県足柄上郡中井町ヤマフジ」が綺麗だ、という言葉があった。ワガハイも、ノダフジよりもヤマフジの美しさからフジのファンになったんだな。そのきっかけを得たフジの画像が何処かにある筈なんだが、今のところ発見されず。ひょっとすると・・・恐ろしいことに・・・ポジフィルムで撮影していた頃のコトかもしれん。ということで、部屋の一角を埋めるファイル群を眺めるに・・・探す気分になれん!フィルム観察用のルーペは防湿庫にあるし、ビュワーも持っている。だが、探し出したとしてもスキャニングしなくてはならん。

ということで、人生ではじめてフジの美しさに気付いた場所だけ、ここにメモしておこう。それは神奈川県小田原市久野の和留沢に向う途中、道が三つ叉になっているところを左に行き、久野川を渡った辺りから沢に降りてフラフラと遡行して見つけたフジだった。何年か通って、ただ暫く眺めては帰ってきたな。そしてフジが絡みついていた木が、おそらく台風で倒れたんだろう・・・ということで、そのフジも無くなった。

山で見つけて気に入った草木・花は、やっぱり基本、一期一会だな。西丹沢の小川谷で、イワシャジンの小群落を見つけた時は嬉しかったものだが、翌年は全くその姿が見られなかった。ニオウシメジとご対面した時は不気味でビックリして逃げ帰り、翌年、恐る恐る同じ場所に行ってみたがナニも見つからなかった。どう見てもナメコなんだが、キノコに詳しいワケではないので一度帰宅し、キノコ図鑑を持って翌日、同じ場所に行ってみたら全て採られていた。同じく天然シイタケ?と思いつつも一抹の不安があり採取をせず、帰宅後に図鑑で調べてツキヨタケ(毒)と分かって安堵したり。ムム?結構キノコ類との遭遇が多いな。で、知識が無いし、学ぶという努力を怠っておるので採取した経験はない。

 

ありゃ?おかしいぞ・・・フジの話から始まったのに毒キノコの話になっておる!ま、ソロソロ本日の本題に入ろう。

 

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お久しぶりです!常きげん

石川県加賀市の鹿野酒造株式会社が醸す「常きげん」ですねぇ・・・「上喜元」という酒もあるのでややこしいが、こちらは山形県の酒田酒造株式会社が醸す酒だな。

鹿野酒造は、かつて菊姫の山廃で有名だった農口尚彦杜氏が造っていましたな。あの頃は、というか菊姫時代の農口杜氏のお仕事も堪能したが、常きげんも随分呑んだなぁ・・・NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」なんていう番組にも出演されてましたな。

まあ・・・なんていうか、NHKのあの番組はねぇ・・・知っている人が出るとよう分かるんだが、作り方が結構シラけますな。とはいえ、その方の仕事の一部を垣間見ることは出来るので、興味がある場合はそれでも見るけどね。番組に仕立てるには、ドラマチックな演出構成も必要なのかもしれんが・・・淡々とした仕事場の筈が劇的になっていたりして、一体ナニがあったんだぁ~って思うことが何度もあったからな。

 

ありゃ?また話がズレてきたぞ。

 

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美山錦的な香味 生原酒

鹿野酒造、現在は木谷太津男杜氏のお仕事。やはり山廃をはじめとしてしっかりとしていて綺麗な呑口の香味ですな。石川県っていうのは、山廃に向いている環境なのかな?加賀料理といわないまでも、関東圏の人間からすると独特の香味を持った食材や調理の加減というのがあるからねぇ・・・ワガハイ的には京料理よりも加賀料理の方が好きですな(友禅も京友禅より加賀友禅の方が好きだ)。

で、上画像にあるように美山錦の生原酒だ。もう、購入時点で「みやま~っ!」ってなタッチの酒なんだろうな、と思ったが、抜栓するとまさしくそのとおりであった。これ、難しいコト抜きに楽しくて旨い。生酒の楽しさを楽しめちゃいます!もう、多くの人の賛同を得られると思います。少し炭酸分も感じられ、その加減だけ辛さが加わるが、それがいいアクセントになってスイスイと杯が進む。ただ、ワガハイ的にはもう少し、ほんの僅かでいいので酸が欲しい、とは思うのだが、それは個人的な趣味のコトであって、それは十人十色のコトだからね。

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裏ラベル

このお酒、生原酒だけに「美山錦」の特徴を掴むにはいいなぁ~。でも、今度は見つけたら常きげんの山廃純米を呑みたいですな。最近、ワガハイのエリアでは見かけないんだよな。やっぱり通販かなぁ・・・