のっけから綺麗な画像ではない。
右下の白っぽい部分は、以前、穴を掘られたトコロを処置して癒合剤(トップジンMペースト)の跡だ。
この木工用ボンド的な質感の薬剤は、普通は大きめの枝を剪定した時に切断面に塗布しておく。すると枯れこむコトを緩和してくれる。これを、虫によって開けられた穴を広げ、傷んだ部分を除去してスミチオンをスポイト注入したのが前回の処置だったが、後処理として、開けられた穴の中にトップジンを注入しておいたのだ。
だが後日、たっぷりと注入したものの殆どが流れ出してしまった・・・その跡が、この白い部分である。
ふと思うのだが、こういう穴には漆を注入しておけばいいんだろうか?
ま、とにかくナンということか、再び木くずが発見されたブルーベリーである。しかも二か所!
だが、穴が発見できない。発見初日は見つけられずに諦める。ひょっとしたら、幹の表面だけを齧っただけかもしれない・・・という、希望的観測とした。
翌日・・・木くずは追加的に増していた。というコトは、どこかに穴が開けられているのかもしれない・・・と、這いつくばって老眼鏡を掛けて、蚊に刺されつつ、手鏡なども駆使して頑張ってみる。
そしてようやく、極めて小さな穴と思われる箇所を見つけた。やはり二か所あった。
というコトで、針金を突っ込んでみる・・・先ずは一つ目の穴は2cm程のトコロで行き止まる。この地点で強く屈曲しているのかもしれない。針金の曲げ具合や角度を調整しながら再チャレンジしてみるものの・・・2cmより先に進めなかった。
もう一カ所は裏側であり、手鏡を見ながら針金を操ろうとするが、手鏡を見やすい位置に置くと針金を操作する手が邪魔となって穴が隠れてしまう。絶妙な鏡の位置を探すものの、隣の植物が邪魔をして思うようにいかない。
極めてイライラするトコロではある。だが、ブルーベリーを失いたくないという気持ちを持って、心を静めて頑張る。ようやく、ナントカ妥協点を見出して針金で穴を広げてみる。だが、ココは1cmにも満たない程度で行き止まりとなった。
ま、とにかく他の場所もしっかりと点検してみた。高さ80cm程度まで幹を辿り、穴が開けられていないコトを確認した。というコトで、針金では発掘不能だったものの、この二つの穴というコトで先に進んでいくことにした。
だけど・・・位置的にスミチオン&スポイト作戦は実行困難な位置であり、言うまでもなくワガハイが所有する安物加圧式噴霧器は、そもそも噴霧器が置ける場がない。
ああ、ついに禁断のエアーゾル式の殺虫剤を購入するしかないか。
だが、エアーゾル式であっても作業はやり辛い。ソモソモこういう商品は、薬剤の出方が強すぎる。そしてストロー状の可動式噴射口が装備されているとはいえ、この噴射口がデカい。もっと細くないと穴にしっかりと差し込めない。
そういうコトは事前に分かっているので、コレを用いたトコロで、薬剤は穴の口周辺から漏れて吹き出し、その薬剤がワガハイの手であるとか、場合によっては顔などにかかってしまう可能性がある。
というコトは、万全の準備を怠らないコトだ。
ま、一応、薬剤はピレスロイド系らしい。というコトは、人間という動物のような恒温動物に対しては比較的安全性は高く、身体に入っても分解されやすいらしい。とはいえ、一番危惧するのは呼吸と共に吸い込んでしまうコト。そして目に入ってしまうコトだ。気管支粘膜といい、目の粘膜といい、粘膜はやられると始末が悪い。
マスクと眼鏡で防御!ホントウは防塵マスクと眼鏡がいいけれど、通常の不織布マスクと老眼鏡で代用。更に、ホントウは手袋をした方がイイけれど・・・コレはちょっと、作業性が悪くなるので割愛。
いよいよ殺虫剤噴射である。薬剤が噴き出す可能性のある位置に顔を置かないようにし、極めて短時間、瞬間的に薬剤を噴射!やはり薬剤は噴出した。だが、顔の方向には噴出さなかった。だが、左手人差し指の一部(エアーゾル缶を保持していた手)に噴出した薬剤の一部が、ほんの僅かに付着した。
急いで洗面所に行き、石鹸でしっかりと手を洗う。
そして仕切り直し、もう一つの穴にも噴射。位置的に利き手(右手)が使えないというのも厳しいけれど、やはり同様に左手人差し指の同じトコロに薬剤が僅かに付着した。
再び洗面所へ急行!
やれやれ・・・大休止。
猛暑の最中の作業だったので、汗だく。しっかりと水分補給をしたけれど、なんか脱力感。30分程放心状態だった。
さて翌日・・・ブルーベリーの根本は、追加の木くずもない。というコトは、対策終了かもしれない。
★前回の対策については以下リンク先参照!
カミキリムシの仕業?庭のブルーベリーが危機! - Etsuro1のブログ
庭のブルーベリーについての続き・・・スミチオン攻撃 - Etsuro1のブログ
しかし、こんなにカミキリムシ?被害に遭うなんてはじめてだ。コレもまた、環境の変化が一因なのだろうか。ここ数日、地球熱帯化による変な感じについて書いてきた。そういう根拠不明ながらも妙な感じというのは、案外ナニガシかの要点を突いているような気もする。
以下リンク先の過去記事での「米の購入先を変更」という件も、そうそう米が潤沢に食べられない日がやって来ることを示しているように思う。
だって・・・休耕田は増え、畑も雑草だらけで放置され、やがて宅地開発されていく状況がず~~っと続いているではないか。オマケに自然災害は狂暴化してきている。これでは食料の未来は暗いよなぁ。
追記:前半部分、分かりにくい言い回しが見つかったので修正した。(2024/09/16 12:20)