50歳になった時、多くの人がこのように思ったりするのではないだろうか?
半世紀生きたんだぁ!
ワガハイの祖父母は明治生まれだったが、なんとなく70代で人生を終えられる人が多く、だいたい70半ばまで生きられればイイわなぁ~、という話が多かったように思う。そんな時代に祖父母は共に84歳まで生きたので、長生きと言われた。
だいたい現在の平均寿命程度を生きたんだなぁ・・・祖父の晩年は前立腺肥大で辛かったし、祖母は痴呆症が酷かった。そういう点は、今の時代でも似たり寄ったりかもしれない。
ただし、昭和の頃の投薬って、今思えば酷かった。特に祖母は高血圧だったので強烈な降圧剤を処方され、かえって体調を崩してボケが始まった。MRIなんてない時代だったけど、CT画像で脳の血管が詰まりまくっていたらしい(ホントかウソかは知らんが、急激に強烈に血圧を下げると血管が詰まる?ってな話を聞いたコトもある。それ、医者が語ったワケではないので信憑性には??)。
祖父の前立腺肥大も、手術したものの経過が良くなかった。現在ならば、もっと楽に手術して予後も良好だったかもしれない。
でも、その当時はソレが最先端な状況だったのだ。というコトは、現在の常識も10年後には遅れた技術になるのだろう・・・という具合に話がいけばいいのだが、どこかで頭打ちになる日もやって来るのかもしれない。ナニゴトも限界、限度はあるような気がする。そして限界を突破したから幸せになるとは限らないし、また新たな苦難を知ってしまうのかもしれない。
それでも人間という動物は行くんだろうなぁ・・・宇宙かぁ(月探査機SLIMを念頭に)。
そんなトコロへ行っても、旨酒があるワケでもないだろうに。
それで半世紀を超えて60代になると、いろいろ身体の不調が重なってきている。喘息や腰痛については既に書いたが、先日は急に飛蚊症が酷くなっているコトに気付いた。左目だけだけど。
上画像は、このブログを書いているノートPCの前のカーテンだが、画面からふと目を上げるとカーテンに細かいゴミがウヨウヨしているのだ。
それはまだマシとしても、ナニか切ろうとまな板など出すと、その表面にウヨウヨと小さな虫、もしくはカビと見間違うモノが散在しておるのだ。コレはとても気持ち悪い見え方だ。
飛蚊症は、普通に多かれ少なかれあるモンだが、急に増えた時は注意した方がイイというのは有名な話。先ずは「網膜剥離」の前兆、そして「硝子体剥離」が原因というコトもある。
というワケで眼科にGO!
ン十年ぶりの眼科だった。眼底検査をされると予想してクルマは使わずに、電車と徒歩で行った。散瞳剤を使うと視野がボヤボヤになってしまうからねぇ。
それで結果は異常なし。医師の言葉は・・・
「老化現象ですね。」
実にクリアーに、スパッ!と言ってくれた。だが、吉報もあった。緑内障や網膜剥離などの失明に繋がる異常は、今のところ見当たらないらしい。「これからも、ちょっとした異変を感じたら、遠慮なく診察に来てください」というコトだった。
(モニターに映し出されたワガハイの眼底写真というのも・・・なんか不思議なモノを観ている感覚に陥った。面白いモンで、レントゲン写真でもそうなんだが、直感的に問題が無い時って分かるよなぁ。整形外科での腰の画像は、直感的にヤバ!って思ったもの。)
それで・・・老化現象というコトバを聞いた瞬間にワガハイは安心して、興味ある対象に気付いた。医師とワガハイの間にある、眼科ならではの検査機器だ。あの顎を乗せて光が当てられ、反対側から医師が覗き込んでいるヤツだ。
ありゃあ、ナンてぇ名前の機材なのか知らんが、面白そうではないか!精密な光学機器だろうし、いろいろいじってみたい欲求に駆られた。
なんか、幾つかの可動部分が実にスムーズに動くようで・・・経験的には「リンホフ マスターテヒニカ45」※ の感触など思い出したりして。
眼科の機材は、興味深いなぁ・・・廃棄処分になるような機材があったら欲しいなぁ。そして分解してみたい気になった。きっといいレンズを使っているだろう。そういうのを組み合わせると、特殊機材が作れたりするからなぁ。
というワケで、妙な好奇心が生じた眼科だった。
※ リンホフって以下リンク先のようなカメラですぅ!
●追記:眼科の検査機器について以下のリンク先を見つけたので加えておきます。興味のある方はご覧ください。(2024/02/14)