Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

ドリル・・・雨ざらしのハードディスク

1.分解したハードディスクを、ヒヨドリ除けにブルーベリーの枝にぶら下げた。

 

半世紀以上前、ワガハイが小学校から帰宅すると「算数ドリル」ってなモノが机上に置かれていた。それは母親が勝手に買ってきたものだ。あの頃の製本された真新しい印刷物ってぇのは、最近のモノとは違った独特の臭いがあった。あの臭いが苦手だったワガハイは、暫く物干し竿に吊るしておくコトにした。

その夜、雨が降って・・・「算数ドリル」はグショグショになった。

当然のコトながら、母親には強烈に怒られた。ワガハイ的には、干せば幾らか苦手な臭いが減るだろうと、画期的な思いつきだと思ったのだが。

母親は、その「算数ドリル」を乾かし、アイロンをかけてしわを伸ばし、再びワガハイの机上に置いた。

今度は、雨に濡れて乾いた妙な臭いがした。これまた不快であった。そこで適当なビニール袋に入れて封印するコトにした。そして数日後に袋を見ると・・・

カビていた。

もれなく、叱られた。

その「算数ドリル」は風呂釜に投げ入れられて燃された。当時はまだ薪の風呂釜だったのだ。そうしてその日の風呂の湯加減に、カビだらけだった「算数ドリル」により発生した炎のパワーが加わった。

実に気持ち良い、爽快な入浴だった。

 

後日、近所のお兄さんの名前の入った「算数ドリル」が我が机上に置かれていた。

「コレならば、臭いは抜けているから気にならないだろう・・・」

母親が、井戸端会議で仕入れてきた「算数ドリル」だった。で、それは実に有難かった。その近所の家のニオイは残っていたんだが、印刷インクやら接着剤のニオイに比べれば、気持ち悪くなるコトはなかった。

少々、何故かニンニク臭かった記憶があるけれど。

で、ワガハイが勉強を避けていると母親は思っていたらしく、今度こそ嫌がらずにしっかり「算数ドリル」をやれ!ってなワケだ。ワガハイ的には勉強したくないというワケではなく、とにかく臭いの問題だけだったのだから、それが解決されれば問題はない。さっさとやっつけ仕事で片付けて、学研の学習図鑑ばかり眺めていた毎日だった。

教科書だって臭かったんだが、あの「算数ドリル」は特筆すべき臭いを放っていたからなぁ。

2.数年後に紐が朽ち果てて地面に落ちた。ヒヨドリ除け効果は数週間であった。

ドリルといえば・・・柴ドリル!

これって、一般的に通用する言葉なのだろうか?ワガハイは犬を飼ったコトがないのでワカランのだが、犬がブルブルと全身を回転させるような行動をするけれど、あれをドリルと呼ぶ・・・ってぇのは、ごく限られた範疇の専門用語なんだろうか?

一応、ワガハイが大好きなYoutubeのリンクを以下に貼っておくので、興味のある方は是非ご覧くだされ!

youtu.be

まあ・・・グルグル回転する仕草だからドリルなんだろう。

 

3.地面の上で数年熟成を経て・・・

ところで昨日のニュースで「ドリルユウコ」という言葉が出てきた。ワガハイも痴呆が始まっているのかもしれない・・・一瞬、ナンのことやら?と思った。柴ドリルならぬ、ユウコという名前の人が柴犬みたいにグルグルやるのかと思った。

あ! そ~ゆ~コトだった。

直ぐに気付いたから、痴呆だとしてもまだ軽症だろう。それは漢字を用いると・・・

「ドリル優子」

誰が言い出したのか知らんケド、言い出しっぺは大したセンスだ。

 

「私の今後の歩みを見てもらい・・・」という発言には、「今後」じゃね~だろう?とは思う。既に「本日までの歩み・・・」で、信頼回復がどれだけ成されているか、ではなかろうか?

もっとも、「地元700の支部を2年以上掛けて回り、誠意を持って説明した」らしいから、それが政治家の責任のとり方であり、その質と限度なんだろう。

要するに、内輪への説明。それが政治家の持つ世界観。

外に向けての説明がなければ、大した意味はないんだけどねぇ・・・責任範囲は党関係だけっていうコトだ。悔しかったら自民党員になれ、というワケだろうか?

自民党員=国民??

 

4.ドリルで穴をあけてみるコトにした。

というワケで、ワガハイもハードディスクをドリル破壊してみるコトにした。

たぶん、問題となっているドリル破壊は、ハードディスクを分解することなく、ケースごと穴だらけにしたんだろう・・・と、想像する。あまり丁寧なコトをするとは思えず、それこそハチの巣状にボコボコにしたんだろうか?

まるで戦禍における城壁の弾痕のように。

5.万一破片が飛び散らないように養生テープを貼って・・・

そういえば若い頃、フランスのノルマンディ地方をウロウロしていた時、ある小さな集落の石壁に銃弾の跡が無数に広がっているのを目撃したコトがあった。ノルマンディ上陸作戦の爪痕だったのだろう。

石壁だけに、大規模な補修をする必要もなく、そのまま支障なく使われていた・・・ってぇトコロが、日本の事情と異なる。日本は焼夷弾で焼かれた。そして原爆・・・いずれにせよ熱によって地獄と化した。だから戦争の直接的な痕跡が、日常生活圏内に共存するのは稀だよなぁ。

6.3.5mm径のドリルで穴があいた!

しかし、穴をあけるまでもなく、上画像のようにハードディスクの表面は腐食している。こうなったら、中身のデータを読むのも無理だろうなぁ。

不透明な政治資金問題(2014年)から9年が経ち、まあまあ十年間雨ざらしにすれば、問題も土に還っているだろう・・・とはいかなかった。問題のハードディスクは、ディスクそのものを雨ざらしにすれば、だいたい3年程で本日の画像のような感じになる、というワケだった。

 

因みに、なぜ3.5mmのビットで穴をあけたかと言うと、3.5インチのハードディスクだったからだ。メートルとインチでは違うけれど、穴の直径の決め手がなかったので、そういうコトにした。