高層ビルではなく、ヤマビルである。言うまでもなく、コレはビルディングの意ではない。ヤマビル[Haemadipsa zeylanica japonica]である!
ああああああああ!
恐ろしや!
うぇぇぇぇ・・・
うわちゃぁ~~~!
ワガハイ、一回、やられたコトがある。しかも気づいた時には犯人はおらず、靴の中は血だらけであった。という経験は20代独身の頃だが、以後、東丹沢エリアに近づくことをためらうようになった。ややディープな領域に立ち入る人たちの間では、ヤマビル注意の話は聞かれたが、普通のトレッキングではあまり気にするコトのない時代だった。
その頃はまだ、西丹沢でのヤマビルの発生は報告も噂も少なかった。そうした理由から、ワガハイの山遊びの場は西丹沢へ移っていった。
だが、現在では丹沢山地全域でヤマビル被害は出ている。本当に表丹沢のメインルートの取っ付きで、落ち葉の裏側でニョキニョキしている奴らを発見するから。
ハッキリ言ってヤマビル恐怖症である!コレのおかげで山歩きから遠ざかったとも言える。もっとも、そんなコトにはめげずに歩かれている方も多いけれど・・・ワガハイはメゲた。
いろいろ忌避剤も売られていて、効果もあるらしい。だが、蚊よけのスプレー剤でも、時に皮膚に痒みが出ることもあるワガハイは、安易に忌避剤に手を出せない。全くアレルギー体質は面倒である。
で・・・上画像である。
「ヤマビル注意!」
この立て看板は、ワガハイの忌避剤である。すなわち・・・ワガハイ除け!
この文字を見たら、そそくさと退散あるのみ。今回はその看板撮るのもクルマのフロントガラス越し。絶対に降りて看板に近づいて撮影なんてあり得ない。
最近、結構雨降ってるし・・・出るよなぁ。
山に入られる方は、ホントウに気を付けて下され!
キャンプもね、キャンプ場の縁辺りとかヤバいからねぇ。
さて、「ヤマビルは木の上から降ってくる」とも聞くが、コレは研究された方がおられるようで、そのようなコトはないらしい。つまり「ヤマビルは木の上から降ってくる」という、あまりにも恐怖症を煽るような話によって増幅につぐ増幅がなされたフィクションみたいだ。
ワガハイ、木の下も出来るだけ距離をおくように行動したり、傘をさしたりしたコトもあったが、これはどうやら迷信というコトだ。
本体の習性を知れば意味のない防御はしなくていいし、心配ごとも多少は減る。こういう地道な研究は有り難い。
ヤマビル対策は先ず足元を固めろ!というのが、どうやら鉄則みたいだな。
だが、「ヤマビルは木の上から降ってこない」という話では、な~んも恐怖を煽られない。ある意味、つまらないんである!
というコトから、このヤマビルの研究はひとつの迷信を打ち砕いたけれど、フィクションを失った。ノンフィクションは、時に残酷だからねぇ・・・夢を打ち砕く!悪夢も打ち砕くけど。