Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

続・2009年5月27日「西深川橋」

昨日の続き。

etsuro1.hatenablog.com

 

子供の頃から、熱さが苦手である。どちらかと言えば寒さの方がマシである。そう言えるのも、神奈川県南部に生息しているワガハイだから言えるのだ。ホントウの真冬の北海道の経験はないのだが、11月末の夜のススキノは身体が適応出来なかったから。

もっとも、夕方新千歳空港に着いて、出迎えのクルマに乗ってススキノに直行し、ジンギスカン鍋を突きながら酒を呑んで・・・焼き鳥屋にハシゴし・・・。あの夜の寒さは凄かった・・・店内でベロンベロンに酔っていても、外に出た途端にシャキーン!としてしまうのだから。

ありゃあ、身体に悪いわ!北海道の人たちは慣れているんだろうか?ワガハイは、長年北海道に居住しても適応出来る能力は無さそうだ。

暑いから、寒い話に逃げている。暑い話なんてしたくはない。

だが、ワガハイは冬を前にすると「この冬を乗り切れるのだろうか?」といい、夏を前にしては「この夏を乗り切れるのだろうか?」とボヤく。それはマイドのコトだから、妻も聞きなれたらしい。「また言ってる」程度の反応だ。

欄干の支柱上部についている装飾(擬宝珠?)

水辺の風景だし、色合いも寒色系だから涼し気でイイんじゃなかろうか?「西深川橋」の欄干装飾が、割と凝っていると思った。そして、この球状の装飾が手作り感丸出しのいびつさがあって面白い。コレ、完全なる量産品的な球体だったらつまらない。

そして4面が二等辺三角形的な面のとり方も、いかにも粘土で適当なラフ感を保ちながら型を作りました・・・的で面白い。いや・・・実際は違うか?粘土で型を作ったら鋳造になってしまう。これは厚めの鉄板を溶接してグラインダーで削って成型しているのだろうか?

なんか・・・人のアタマみたにも見える

作り方は分からん。でも、あれこれ想像して結論が出ないというのも面白い。有機的な形態が、点々と続いているワケだが、コレってそれほど大きなモノではないから、気に留めなければ気づかないかもしれない。

微妙に効いている団子状の形態だと思うケド。

コッチを見ているのかアッチを見ているのか?

支柱からムクムクと伸び始めた形のようにも見える。

アングルを下げてみると、伸びている箇所が首筋のようにも見えるし・・・。

ワガハイ的には、橋のトラス構造以上にこの妙な形態にしばし見入ってしまった。

普通に歩いているとこんな感じの見え方になるだろうか

美術館で出くわす抽象的な彫刻や立体作品、そして屋外に設置された彫刻作品よりも気が利いている。そうワガハイ的には思った。

柵のデザインも凝っているよねぇ

装飾に金をかけることをよしとしないかもしれない。無駄金だと・・・。だが、味気ないものが増えすぎても殺風景になるし、装飾過剰は趣味が悪いし。そしてそういう価値観は人それぞれだから意見の一致は難しいかもしれない。

だが、案外「西深川橋」はイイ感じなんじゃない?まあ、具体的な建設費用とかは知らんし、こうした意匠によってどの程度のコストアップになったのかは知らんケド。

シーラカンス

何故か橋の袂にはシーラカンス像があった。デカいから見過ごすことはない。まあ・・・地域に親しまれているならばイイけれど。

こういう像の近くには原付バイクや自転車が停められるっていうのはパターンだねぇ。どこかの街では、有名な彫刻家先生のブロンズ製裸婦像が、ゴミ収集の目印になってたからなぁ。

でも据えられた台が・・・ど~~なんでしょうねぇ?時間の経過で馴染んではいるけれど・・・

「西深川橋」が、実用一点張りのトラス橋だったとしたら、このシーラカンス像とは繋がりが悪かっただろう。案外、あの欄干の有機的な装飾が、繋がりを良くしているかもしれない。

 

とにかく、なんだかよ~ワカランけれど、面白い場所だった。