当ブログ2020年9月2日のつづきですな。
そもそも使っているスピーカーユニット自体が、それほどのもんじゃない。6Ωで2Wということがマグネットのところに記されているんだが、大音量で使う目的のユニットではない・・・というか、ユニットの品位を語ることの意味なんぞないね。これ、アキバの何処かで山積みワゴンセール品みたいなもんだな。でも、これを一応オーディオ用のアンプに接続して音出ししてみると、妙に品の良い小型ラジカセみたいな感じの音が出るんだな。これはこれで面白い音で、BGMならばかえって疲れずに長いこと聞きっぱなしに出来るんだな。エリック・サティじゃないけれど、家具の音・・・そんな感じだな。
PC用のスピーカーってのも、Windowsの起動音と、ピン!とかポン!とか、その程度の音出しにしか使ってないものだと、そもそもユニットとして慣しが出来てない感じでしたな。最初はえらく硬い音でねぇ・・・ボイスコイル動いてっか?ってなもんでしたよ。そこで、いろいろな音楽を流して慣し運転を行いましたな。すると、異様な感じで荘厳に響いたのがグレゴリオ聖歌でしたな。これはメインで使っているB&Wよりも異様に・・・あくまでも異様に荘厳でありました。なんか、とてつもなく巨大な空間があって、その遙か遠くから聖歌が聞こえてくるという・・・そういう音でしたな。
ジャズ系やらオーケストラものは、低音が出ないし・・・それは小口径ユニットの宿命としても、高音もそれほど伸びていないことも判明したな。つまり、これはミッドレンジだけの音を聞いているということかもしれないねぇ・・・
それでも、バスレフ・ポートを塞いでみると、それなりに音のボリューム感が減るので、バスレフの効果はあるね。
そして・・・
W1/4ネジを仕込んであるわけだから、カメラも付けられる台座になっているわけだ。ただ、ネジが長めに出ているんで、これを使って綺麗にカメラを展示する場合は、フェルトをかましてカメラの底板に擦り傷など付けないように工夫した方がいいかな。
画像のカメラはコシナ製フォクトレンダー、”BESSA L”だねぇ・・・レンズはスーパーワイドヘリアー15mm・・・このカメラの定番だねぇ・・・
ベッサLは、ネガ上の話だが・・・コマ間が狭いので、ちょっと使いにくいところがあるな。特にEtsuro1の習性としてノートリミングが多いケースでは、暗室仕事がちょっと面倒だねぇ・・・
面白いカメラだけど、コシナはなんでこのシリーズの製造を止めちゃったんだろうね。そりゃあ、デジタル化に押されたんだろうが、コシナこそフィルムカメラ作ってりゃよかったのにな。
あっ、だったらフジこそクラシックカメラ的外観のデジカメ作ってるんだから、フィルムカメラ製造を継続しているべきだったね。何処かの技術者を連れてくれば、SLRだってやれたでしょ!そういうチャンスはあっただろうがね。要するに、フジはクイック・リターン・ミラーの設計技術が無かったんじゃぁないの?何処かのカメラにフジのロゴ付けて一眼レフやってた時代があったねぇ・・・OEMってヤツだねぇ。その後ミラーレス主流になったから現在の感じなんじゃぁないの?
クイック・リターン・ミラーってえのは、一眼レフの要だわな。それがあるから一眼レフなわけだからね。これ、ジャンク品を手に入れて分解してみると分るんだが、一眼レフの構造って、すっごいことになっているからねぇ・・・なんか、時計よりも凄いところあるね。