Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

音楽之友社・・・つまりONTOMOのKITを組立ててみる その1

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ダブルバスレフスピーカー・キット STUK-001

2020年8月29日の当ブログ「夏の工作・・・結果発表 その1」で、DELLの付属スピーカーから外した口径5cmユニットのことを書いたんだが、あの工作以来、どうも小口径のスピーカーというものが気になりだしたのだ。それでどの様なユニットが市販されているのだろうか?と調べてみるうちに、幾つか面白そうなものを見つけたわけだ。その中でも超お得な品物を見つけたな。それが上画像のキットだ。

 

Stereoという雑誌も、思えば随分読んでいないな。10代の頃は買っていたな。そもそもコーラルなんていうスピーカーのメーカーがあって、面白いユニットを売り出していたからねぇ・・・8A-70という20cmフルレンジをアキバで買ってきて、あれこれ計算してエンクロージャーの図面を引いてねぇ・・・工作したね。4A-70という10cmも面白かったな。これはアルニコ・マグネットだったんだねぇ。

まあ、8A-70の方が口径がデカいだけあって音に迫力はあったんだが、4A-70の方が好みだったし、そもそもあの頃はユニットを購入した時点で小遣いを使い切っていたんで、箱に金を回せなかったという事もある・・・口径の小さいユニットの方が、箱をいい材質でしっかりと作れたんだな。なにせ、高校生だったからねぇ・・・

それで8A-70の図面は某高校の放送部にあげちゃったんだが、彼らはソレを使って作っていたね。なんか文化祭でお披露目していたな。ただ、箱の作りが雑でねぇ・・・バスレフポートの作りがいい加減だったから、左右のスピーカーの低音の出方が極端に違っていたね。なにせ片方の箱は隙間まであったからね。のこぎりの使い方が下手だったんだね。

 

さて、本日は台風なので外には出ずに室内で工作・・・ONTOMOのKITを購入してあったので、それをある程度組んでみることにした。

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バスレフポートは紙管という定番材質

ダブルバスレフというのも、興味深いですな。この方式はどうやって設計したものか良く分からんのでね。これ、自分ではじめから設計しようとしたら、設計なんてもんじゃないな。見当つけて箱を幾つも試作するしかないな。ま、密閉箱でもバスレフでも、なかなか一発で箱は決まらないけどね。だから大体のところまで計算しておいて、それよりもやや大きめの箱を作って、あとは箱の中に詰め物をして容積を調整・・・何度も音出しして調整を繰り返していたな。

2wayのバスレフは、ネットワーク・コイルも巻いて作ったもんだから、とても面倒なことになったねぇ・・・聴感で合わせていくというのは楽しいんだが、やっぱり測定器と無響室がないと決め所がどんどん分からなくなっていってしまうと思ったね。これ、酒のテースティングにも共通するな。

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バスレフポートはキツキツで、中仕切り板にねじ込む感じだねぇ・・・

ま、こんな感じで始まってしまったな。昔のスピーカー工作病が再発してしまったかもしれないねぇ・・・でも、興味深いユニットは少ないので、まあ大丈夫だろう。因みにこのKITのユニットは、なんとSCANSPEAK フルレンジ 5F/8422T03・・・一度は憧れるスキャンスピークですよ!ま、DELL付属の廃品ユニットとは比べものにならん位に、綺麗な音を出すことでしょうな。