昨日の続き・・・
祖母の姉は、こう言った・・・
「小さな集落で全滅したところもあった、一族が滅びた・・・いい人だから生き延びたわけでもなく、悪い人だから死んだわけでもなかった。」
中学生になっていたEtsuro1は質問をしたな・・・どうして生き延びられたのか?何に注意していたのか?と。
祖母の姉と、その旦那、そこには祖父・祖母も居たんだが、全員が凄い顔をしたんだな。祖母の姉の旦那は「おぉぉぉ・・・」って言ってのけぞっていった・・・目を見開いてね。
答えは(その場にいた全員)・・・わからない
以上は、口伝にすぎない・・・正確性を問われても困ることではあるんだがな。
スペイン風邪の収束後も、一筋縄ではいかなかったらしいね。困難の中で様々な問題、あるいは事件が起こったんだろう・・・人の信頼性を取り戻していくことに時間がかかったという。そして生き残った若者(子供)は、やがて徴兵されていくんだな。スペイン風邪以降に生まれ育った青年・・・ようやく人口も増えてきて、平和を感じてきた矢先に徴兵されていくんだな。
疫病の惨禍の後には、世の中の様々なバランスに変化が生ずる・・・気をつけないと戦争になる・・・これは祖母の姉の旦那が言っていたことなんだな。一応、田舎の議員だった人だけどね。この人、毎朝必ず仏壇に向かって経を読んでたな。
「Etsuro1、人間いきてりゃ疫病や戦争の一つや二つは乗り越えなきゃならんもんだ。怖かったら神仏に祈れ、そしたら正しく確実に実行することだ。」
これは、その議員だったツルッパゲのオヤジの言葉だね・・・
それにしても不思議だな。火事に例えるならば、初期消火は失敗しているのに、
「東京都の感染者数の増え方はほぼ想定内で・・・」
このテの言葉って、なんかねぇ・・・いつまでも”想定内”って専門家が言っていればコントロール出来ていることになっちゃうんです・・・な。
突然「想定外」って言葉が連発することを、我々は既に経験済みだからねぇ・・・
ま、確かに燃えるものが無くなれば、火も消えるわなぁ・・・これは止めて欲しいね。