
セラーから取り出したお久し振りの「ルバイヤート ルージュ」を、3日間かけて呑んだ。ヴィンテージが2019なので、コロナ禍に入る前年のワインとなる。
思えばあの年の今頃だっただろうか?中国の方で怪しい病がナントか・・・というハッキリとしない、情報とも言えない話しが小さく片隅に追いやられたようなニュアンスで報道されていた。
それは、聞き漏らしてしまえばそれで終わり。気にもとめないのが普通と思われるニュアンスだった。ワガハイはてっきり鳥インフルのナニガシかと警戒したけれど。
新型コロナウイルスだったとは。
かなり以前に当ブログで書いた通り、ワガハイは旧型コロナ?に2回罹患している。それは1980年代の後半だったような気がする。まだ独身だった。その症状は若干の発熱を伴う酷い下痢だった。ノロウイルスなのかとも思ったけれど、近所の看護師になった方からの情報で、それはおそらくコロナウイルスだよ!というワケだった。
その年、コロナが流行っていたのだった。
しかし、PCR検査なんて無かった時代だから、推定コロナ(旧型)なワケだ。それで主治医に「ご近所の看護師さんから、ソレ、コロナだよ!って言われたんだけど、そうなんですかねぇ?」とお伺いをたてた。すると・・・
「ウイルスを確定する検査を行えないので、推定でしかないけれど、おそらくコロナウイルスの仕業だろうとは思う。」
そういう歯切れの悪い解答だった。そして「症状に対して対症療法を行うしかないのだ」というワケだ。それでナニが入った点滴なのかは知らんが、それをやると劇的に症状は緩和した。それを一日一回、2日間行ったと記憶している。近所の医院だったから、歩いて行ったのだった。
二回目の罹患はその翌年の冬だった。全く同じ症状だったけれど、程度は軽かった。主治医曰く・・・
「幾らか免疫がのこっていたんだろうなぁ・・・コロナは免疫が持続しないと言われているけれど、全く消えるワケではないだろうからなぁ・・・」
というようなコトを言っていた。
そんなワケで、新型コロナの時にも、それが新型だろうと旧型だろうとコロナ系統なのだからコロナ的症状にはなるんだろうと、予想はした。
だが、蓋を開けたら重症度が酷かったワケだなぁ。
な~んかもう、世の中的には忘れられつつあるコロナ禍の苦難だけれど。
志村けんさんを失ったのだ。
そして勿論、多くの方々の命が奪われたのだけれど・・・果たしてそこからナニか教訓を得られたのだろうか?せめて免疫とはナニかという点だけは、幾らか知識が増したことを願う次第。
2019というヴィンテージは、なにか象徴的な意味合いを持ってしまうように思う。呑みながら、時折・・・ちょっとだけ追悼的な気分が沸き起こる。
このヴィンテージを呑めなかったワイン好きもおられるだろうし。
と、まあ・・・その件は置いておくとして、このワインの素晴らしさは万人ウケするのだろうか?とも思いつつも、我家的には繊細かつ滋味深い、そしてさりげなくエレガントな香味に大満足なのだった。

マスカットベーリーAとメルロー、そしてブラッククイーンの三種類のブドウを用いている赤ワイン。ワインの色は濃厚な赤ではなく、やや淡い傾向で、タンニンが分厚いタイプではない。だからコッテリとした料理に合わせるワインというワケではない感じだ。
むしろ我家的には、ふつ~の日常的な食卓に適合する香味だった。鯛の酒蒸しなんぞにも合うのだった。
マスカットベーリーAは、下手するとジュース的な雰囲気が漂うかもしれない。そういうブドウを気品あふれる仕上げにするには、イロイロと工夫があるのだろうとは思うけれど。
メルローは単独では重いタッチになるかもしれず・・・マスカットベーリーAと合わせるとボルドー的なメルロー+カベルネフラン(若しくはカベルネソーヴィニヨン)という組み合わせのような感じになる・・・ワケはないけれど、考え方としてはそんな雰囲気で捉えてみると?
やや、酸のアクセントが不足だろうか。そこでブラッククイーンの酸味で締める!するとイイ感じのバランスのワインになるかもしれない。そういう香味の組立なのだろうなぁ・・・などと邪推しつつ頂いた。
とにかく極めて穏やかな味わい。和みの赤ワイン。そして主張は強くないけれど違和感は一切なく、クリアーなのだった。繊細な味わいを堪能したい方にはおススメだなぁ。
反対にガツン!というメリハリを求める向きには、おススメしない。そういうワインでございました。
え~~~、画像は例によって安物アンドロイドスマホでございます。それなりの画質ではございますが、メモとしては充分過ぎる性能ではございますなぁ。