ポツポツと断捨離活動を行っているつもりだ。こういうのは勢いでやってしまうと、実はお値打ちモノってぇヤツを捨ててしまったりするから。
我が親族も、祖父母と叔母の遺品整理で、幾つかのそれなりのモノを知らずに捨てたと思う。もっとも陶磁器類なんて、まあ・・・ワカランわなぁ。妙なモノにお値段が付いていたりする。そして作家モノの箱付の陶器で、ゲテモノがあって困っている我家なんだが、これはオフハウスなどの街中にあるリサイクル店に持って行ってもダメなのだ。
それ、中〇〇△■えという作家の作品なんだが、我々の結婚祝いにやって来た品物だった。先日、お久し振りにこの作品の箱が出てきた。そしてそれを開いて妻曰く・・・「これ、ど~~しようか?」
実にど~~にもナラン一品だというコトは分かっている。
実用性は皆無で、飾る気にもならないものなのだった。たとえ世間的に評価されている作家であろうと、要らぬモノは要らん。我が価値観においてはガラクタでしかない。
ま、手放すならばメルカリとか、ヤフオクが手っ取り早いんだろう。だが、それが面倒だから今までやってないのだ。慣れている人ならば理解出来ないコトだとは思う。リサイクルショップに持って行く方が面倒なのかもしれない。
だが、割れないように梱包はするけれど、破損があった時の対応とか・・・よく知らんケド面倒なんじゃなかろうか?
ならば、不燃物として捨てるかねぇ?
美術館に寄贈?
いや~~~~、それなりに有名な作家でも、なんでも寄贈を引き受けてくれるワケじゃないだろう。美術館の収蔵庫も有限だからねぇ。
でも、出身地の美術館なら大丈夫だろうか?
幸いなコトに?出身地は複数の美術館がある観光地じゃないか!
目下、この陶芸品が一番厄介なのだった。
あ!コチョコチョと廃品利用の工作好きな知人に渡せば、ぶった切るなりたたき割るなり破片にし、ボンドで貼り付けて有効活用してくれるかもしれない。それもイイかもしれない。

上画像の「東洋美術展」の図録は、東京国立博物館の東洋館の開館記念展のものだ。会期は昭和43年10月12日~12月1日だった。
昭和43年・・・1968年だ!
カラー図版は4ページだけで、後は大量にモノクロ図版が続く。そしてテキスト頁は紙質が落とされている。定価500円。
57年前・・・それにしては保存状態は良いと思う。他の本がボロボロで染みだらけになっているのに、この図録は変色は致し方ないにせよ、染みは少ない。そして中味は割と綺麗だ。
これは・・・持って行くトコロに持っていけば、それなりのお値段になるかもしれない。でも、これは妻が手放せないと言うだろう。別に手に取って眺めるワケでもなく、研究者でもないのに。

「時雨の記」が二冊ある。文庫本になったところで買い直しているのだろうか?それとも誰かから貰ったのだろうか。
あるいはもの凄く「時雨の記」が好きだったのか?
暇な時に読んでみるか?
主演:吉永小百合/渡哲也で映画化されているので、DVDかナニかで観れるのだろうか?ならばその方が手っ取り早いか?
あるねぇ。
でも117分・・・自宅のテレビの前に座っているってぇのも、面倒だよなぁ。倍速で観るってぇのもなぁ・・・なんか、ねぇ?
で、結局この断捨離によって探していた一冊の本を見つけるコトが出来て、ポツポツと読み始めたんだが・・・実は見つからなかったのでネットで探して古本を注文したのだった。もうすぐ届くと思うのだ。それはまあ・・・2冊あったなら一冊をプレゼントする人もいるから良いけれど。
何故か、見つからなくて注文すると出てくるコトって、たまにあるよなぁ。