
ハーゲンダッツのクリスピーサンドは、マイド面白いコトが提案されているので興味深い。そんなワケでナニか新しいコトをやっているだろうか?と、コンビニに行くと冷凍ケースをチラ見する。もっとも、新しいモノを見つけたからといって購入はしない。
だが「ゆずホワイトショコラ」と書かれていれば無視出来なかった。ホワイトチョコレートに柚子の香りは、相性はバッチリだ。ソレをどんな感じで商品に仕上げたのだろうか?
買ってみた。
柚子の香りが明確に立ち上がる口中、鼻に抜けて脱力。
感心する。
でも、柚子の香料というかパウダーがあるけれど、ソレの香りではあった。ありゃ、食べ終えた後の残り香が、なんというか・・・妙なスパイシー感というか、不快ではないけれど、柚子には無いと思うタッチ(或いはバランス)があるんだが・・・という香りが僅かに残った。
そしてこの残った香りは、残照のように消えては行くのだが、案外しつこいのだ。そのしつこさは「イヌザンショウ」のようなこびり付くニオイではないから不快という程ではないが、気になりだすと引っかかりはする。
結論としては、ありがちな柚子をうたう菓子に有りがちな感じだった。でも、ひと口という瞬間に目が覚めるような鮮やかさがあって、掴みは鋭い。そしてその爽快感が良い。とにかくエンタメ的にも優等生だと思った。

でもまあ・・・やっぱり柚子の菓子といったら柚餅子!
輪島塗か柚餅子か?
輪島塗の菓子皿に柚餅子を載せるのが最強の組み合わせ。
極めて良きスタイル。
これを和室で頂くとなお良し!
やっぱり丸柚餅子ですよ!
もっとも柚餅子とハーゲンダッツを比較するのは違うか。
ハーゲンダッツはクルマの運転に疲れた時、コンビニでの癒しのひとときを飾るのだ。こういったシチュエーションで、ダレた香味のモノを食べると気分転換に繋がらない。気分転換にはクルマを降りて柔軟体操をしたり、少し歩いたりするのも効果的だけれど、クリスピーサンドは最強の選択肢のひとつだと思っている。
そんな時に、ラーメンの一杯では重すぎるワガハイ。
大手の菓子パンは、原材料が怪し過ぎる。
それでハーゲンダッツ。エッジの効いた香味バランスだから、ストレス解消に一時的だけれど効くのだろう。それ故、家で食べる気にはならないのだった。そこが柚餅子との決定的な違いだ。柚餅子はクルマの中で食べる気にはならない。出来れば床に生け花のある空間で、座して楽しみたい(我家にはそのような空間は無いけれど)。

というワケで、ハーゲンダッツを称賛する内容となった。
それにしてもクルマの運転っていうのは、かなりストレスの多い作業なのだと思う。家仕事・・・つまりPhotoshop作業の合間に、別にハーゲンダッツを要求する感じにはならないから。
Photoshop作業の合間には・・・団子(和菓子)と煎茶が一番ですな!
ま・・・人それぞれには違いないけど。