
ちょっと山に入るまでもなく、道路脇の斜面のアチコチに見られるヤマブキ・・・ソロソロ終わりかけ。神奈川県ではだいたい4月上旬、若しくは3月末から花が見られる。
やはり、咲き始めの花の方が綺麗な気がする。
で、あまりにも頻繁かつ沢山見かけるものだから、あらたまって撮影したコトがない。あったとしても、たぶんフィルム撮影だ。
なぜ、この花を撮影しないか?というと花粉の季節だから。スギ花粉が舞う中、外出作業は最小限に抑えようとするので、ヤマブキをノンビリ眺めるコトはない。いつもクルマを運転しながら、咲いている花をチラ見しているだけ。そしてヤマブキの季節になったなぁ・・・と、去り行く寒さに安堵する。
その昔、体力があった頃はスギ花粉などモノともせず・・・というコトはなく、花粉症の市販薬を服用して山に分け入り、タラの芽など採取していた。しかも出来るだけ人が入らないような場所で・・・それは植林を切り出すと空間が空く。すると斜面が崩壊したりする。そうした箇所の日当たり良好なトコロに、やがてタラノ木が伸び始めたりするから。
いやまあ・・・ヘタすれば遭難?
わりとよく、イノシシさんとは挨拶していた。でも別に奴らも襲ってこなかったし、ワガハイは仲良く共存出来ていた。むしろ鹿さんの方が怖かった。あの方たちは一応、威嚇する・・・そして逃げていったケド。
狸も威嚇するね。
一番質の悪いのは猿どもだ。集団意識の典型で、ワルノリしてくる。奴らはワガハイに向かってモノを投げてくるから。そしてワガハイの反応を見て遊んでいる。そしてドンドンと過激になってくるのだ。
実に奴らにとってワガハイの存在は娯楽であり、からかう対象だった。でも、石を投げてくるコトもあるので穏やかではない。かといってコチラから攻撃を仕掛けるなんて無理。野生動物に勝てはしない。
そんな時代でも、ヤマブキの花が主な目的になって山に入るコトはなかった。それは道中に見る花だった。ま、ヤマブキを食べるワケでもないし・・・
あれ?ヤマブキってたべられるのかなぁ?
新芽を食べる・・・なんてぇのは聞いたコトがない。
一応、ヤマブキは生薬として使われると思った・・・ワカラン!調べよう。
切り傷には乾燥した花をもみ、直接患部につける。もしくは乾燥した花をもみ、その1/3量の煎茶を加え、やや冷めたら患部を洗う。(上リンク先より引用)
というコトだそうだ。
薬効はある。だが、食べて美味いという情報は見つからなかった。
熊本大学薬学部のサイトから想像するに、それは外用薬としての効能だから・・・まあ、口にしてイイ感じではないのかもしれない。
無暗に植物を口にするのは危険だから、食べないのが無難だろう。それを食べなければ生きていけない程の食糧難でもないし・・・米の流通は相変わらず怪しいけれど。
で、とりあえずヤマブキを撮っておいた。これは神奈川県松田町の寄(やどりき)というトコロで咲いていた個体だ。しかも一般車が常識的に入って行く限度みたいなトコロに咲いていた。ナンでそんな奥まで入って撮ったのかというと、クルマの駐車の関係。
なかなか路肩に停めづらいのよ。
県道710号は狭いトコロも多く、曲がりくねっている斜面をトラバースするような道だから。そんなコトから、撮影場所はだいたいミロクキャンプ場の近くだ。
https://maps.app.goo.gl/DepS4yDuJc55qmUPA
それに幾らか標高を上げれば、花の状態も良いかと思ったのだ。
それは確かに、幾らか状態は良いようには思えたけれど・・・画期的に良いワケではなかった。もう、花期は終わりなのだ。
平地では曇り。松田町寄は山間部だけに小雨が降っていたようだった。路面は乾き始めていたけれど、木々はまだ雫を滴らせていた。