
上画像をご覧の通り、我家のフジはイイ感じで咲きだしている。だが、今季は房がやや痩せてきた感じがする。長さも短くなってきた感じだ。
というコトは、根が詰まりだしているとか、栄養不足なんだろう。そして栄養不足というのは、昨年の後半あたりからの問題だと思われる。つまり夏から秋、そして紅葉までの間の栄養分の蓄積が足りなかったのだろう。
花芽や新芽の展開には、蓄積された養分が使われるのだから。
さて、タイミングをみて植替えを考えなければならない。後で、我家唯一のフジに関する指南書である「NHK 趣味の園芸」を見てみようと思う。
そのタイミングで、鉢はなんとかもう少しカッコいいヤツにしたい。そしてなんとなく、どの様に仕立てるか?という姿が見えてきた。それはワガハイの趣味の押し付けではなく、この個体が描き出し始めている空間の造形が見えてきた感じがするからだ。そのムーブマンを生かしてやれば、無理なくイイ感じの姿になっていくような気がするのだ。
それに、このまま枝に対してナニもしないでいると・・・デカくなっていく一方で収拾がつかなくなってしまう。
さて、先日書いた小田原の「御感の藤」だが、まだ見に行けない。そろそろ、咲き始めているかもしれない。週末は綺麗に咲き始めているだろうか?ま、見に行っても立派過ぎて、ワガハイの園芸に関してはな~~んも参考になるトコロは無いだろうが。
いや・・・ホントにプロの仕事とか、あまりにもかけ離れていて勉強にならなかったりするからねぇ。
さあ・・・今までのは前振りか?
ココからが本題か?
健康志向からバター使用を避けて、胡麻油やオリーブオイルを使ったパンが店頭に並んでいた。それらは実に見事な出来栄えで、美味そうだった。だがワガハイは胡麻アレルギーである。残念だが、そのパンは食せないのだった。
そんなワケで、中華料理はほぼ全滅なのだった。かつて付き合いのあった中華の達人の店には、もう行くコトもないだろう。そりゃ、胡麻は一切使わんでくれぃ!と言えば、そのようにやってくれるかもしれないけれど・・・厨房に染みついた胡麻のエキスは、何処からともなく紛れ込んでしまうだろう。
それにかつて、彼はワガハイが胡麻油のサンプルをプレゼントした時に、そのクオリティの高さを認めるまでもなく、「その様な高価な油は使えない」と言った。プロはアマチュアが用いる素材よりも遥かに低い品質の素材を使って、見事な料理に仕上げる場合があるのだ。だからこそ、利益が採れるんである!
案外、ストレートにイイ素材を使っていたりして驚くのが、一部のラーメン屋さんだったりするケド。
それで、中華は・・・かなり高級な店に行かないと、なかなか素材のクオリティにまでは到達しない感じ。安い食材を腕前で調理してしまう技巧を堪能するのが、プロの中華の楽しみでもあるか。
ま・・・そのようなレシピであり、調理法が目白押しなのが中華だけどねぇ。というワケで、腕を磨くならば中華の修行はイイかもしれない。マニアックに面白い世界だと思う。
というワケで、加工が大変だった時代の画像処理とは違って、現在では容易に安易にAIが画像処理をしてくれるらしい。もう、ワガハイのようにPhotoshopなど使っているコトが時代遅れなのかもしれない。
ま、決して使いやすいとはいえないPhotoshopだからなぁ・・・ワガハイのように慣れていればナンともないけれど(でも、使うコトの無いだろうという機能が満載だけど)。
illustratorとPhotoshop・・・まあ、躍起になって使い方を覚えなければならない時代も過ぎ去ったのだろうか。アナログ時代のフローを引き摺ったツールだけに、移行期のツールなのかもしれない。
フィルム現像の手工芸的技術も、もはや伝承する必要も無くなったし、そうして苦労して獲得した技巧も虚しいものとなる。どんどんと、修行の必要な職人的領域は失われていくんだなぁ。
昨日は漆椀を拭き上げながら思っていた。能登半島地震で注目された輪島塗だが、実際に輪島といわず、漆椀を日常的に使っている人ってどれ程なのだろう?お椀は無理でも、漆の箸を用いている人ってどれ程なのだろう?
今後、ごく限られた人たちの間でしか使用されなくなっていく度合いは増すのだろう。突然、猛烈に普及するなんて・・・どう考えてもその要件は見当たらない。
日本の伝統技術が海外で花咲くならば、それもまた生きのびる道だけど・・・漆は湿度あっての漆。湿度が無ければ硬化しない。当然ながらアメリカ西海岸の乾燥した気候では、漆は塗っても乾かない。それに乾燥し過ぎていて、木製品はトラブルが生じてしまうかもしれない。
まあ・・・ついつい老人は自分の生きてきた時代が失われていくコトに歎いてしまうけれど、それでも人は生きていけるのだろう。古民家リフォームが一部でウケているにしても、それはかつてを知るワガハイとしては、案外鬱陶しい記憶の残るモノだったりもするし・・・。
でも、フジは藤!見事な藤棚は藤棚なんである。今のトコロ・・・
というコトからも、「御感の藤」は見に行けたらイイなぁ。「あしかがフラワーパーク」の藤のCMが流れる昨今だけど・・・足利まではチト、遠い。群馬県立館林美術館の先・・・と思えば距離感も行き方も分かるけれど・・・だからこそ、遠いなぁ。