昨日に続き、神奈川県南足柄市の名所?の紹介。それは「厳島弁天池」という。つまり湧水。場所は例によって以下リンク先のグーグルマップで確認されたい。
https://maps.app.goo.gl/77sNRcMMJk8t4ydw7
ま、紹介して言うのもナンだが、わざわざココ目当てに出掛けて行く程のトコロなのか?というと、これは湧水マニアでなければ・・・チト、と、いう、コトになるかもしれない。合わせ技としては近所に「足柄神社」があるので、コチラをお参りすれば幾らかの満足感は高められるかもしれない(足柄神社については以下リンク先参照)。
先ず、年の瀬に行くっていうのは果たして季節的に適切だったのか?というのはある。やはり湧水だけに、そういうのがさわやかに感じられる季節に出掛けた方が、より感銘度は高いとは思う。だが、なかなか紹介する機を逸していたので年内に、というコトとなった。
シッカリとした蓋がされた筒状のモノがあり、そこから勢いよく水が湧き出ている。とても透明な水で、地下水らしくこの季節としてはあまり冷たさを感じなかった。年間を通して水温が一定という、地下水ならではなのかもしれない。
ま、ワガハイはこの湧水について全く知識がないので、説明板があったので以下に示す。
災害非常飲料湧水
この池は何百年前の昔から
厳島弁天池の湧水として、
地域住民の飲料水として使用されて
きましたが、昭和三十四年に市の
水道が敷かれて以来余り使われ
なくなりましたが大正十二年の
関東大震災の時は各家庭の井戸が
壊滅し、苅野地域はもちろん弘西寺の
一部もこの湧水で生活をした歴史が
あります。水質がすばらしく良い水で
あります。此の度市のご協力により
災害非常飲料水として整備されました。
皆さん、清潔に大切に使用しましょう。
というコトだそうだ。
水が無ければ生活が成り立たないのは当然。安全な水があってこそ、安心して生活が出来るもんだ。だが昨今は日本中のアチコチでPFAS問題が勃発している。そしてコレまた長いコト隠蔽、若しくは気付かずに使われてきたコトが発覚してしまった。
ハッキリ言って、日本の水は世界一安全だというのが神話であったコトに気付かされた。まるでかつて「神風が吹く・・・」と言って必ず戦争に勝つと信じられていたかのようだ。
気付けば他の先進国では基準が設けられていた。トコロが日本は・・・という有様が露呈した。似たようなコトは繰り返されているように思うけれど、マイド教訓は生かされていない。
「ホントのコトを公表したら、国民の皆さんが不安になるから・・・そ~~っとしておこう・・・そ~~~~っと、そ~~~~っと。」
そういうお国の体質なのだろう。そりゃ、どこの国でもそういう事情はあるかもしれないけれど、とにかく隠ぺいという悪習は打破したいものだ。
都内の西の方にお住まいになっている知り合いは、水道の水を飲むと体調が悪くなるらしい。それがPFASが話題になる以前からの不調なのだ。だからこの方は、神経から不調になっているのではなく、率直に身体が怪しい物質に反応していたのだと思う。話を聞いていると、これはPFAS絡みの不調としか思えなかったから。
こうしたフッ素系の物質については、浄水器の活性炭濾過で濃度が低下するというデータもあるようで、トレビーノなんかでもそのコトを説明していた。確かに完全除去は無理でも、ケタが違ってくるだけの浄化の効果があれば、相当に危険度は下がるだろう。
地域によっては自己防衛策として、浄水器を用いるコトもやらねばならない。だが、フィルター交換って、それなりにコストがねぇ・・・こういうの、有害物質を発したトコロが責任もって補助金を出さないとねぇ・・・変じゃね?
この厳島弁天池の水質については、この井戸に設けられた屋根(東屋風)を支える柱に、水質検査証が掲示されていた。極めて良好な数字が並んでいたけれど・・・PFAS等の検査項目はなかった。
というのは、別にココの水質にケチをつけるわけではないけれど、南足柄市の水道水源からも極めて微量ながらPFASが検出されているデータがある。それは南足柄市のサイトから確認出来る。それは心配には及ばない数値ではあるみたいだ。
だが、一見、米軍や自衛隊の基地があるワケでもなく、とてつもない工場地帯でもないこの地において、汚染源ってなに?
それはおそらく、ゴミ処分場なんじゃね?いろいろ山に埋めているから・・・という推測になる。
ま、コレだけ多くのゴミを出して、それを埋め立てて、この程度の汚染で今のところ済んでいるというのは、自然界の濾過能力がいかに高いかを示しているとも言えるかもしれない。ならば有難いコトだ。
だが、ボチボチ・・・限界が露呈し始めているのかもしれない。
来年はまた、妙な環境汚染問題が発覚しないとも限らない。あなたの身体の不調の原因は、ひょっとしたらそ~ゆ~未知(隠ぺいされた)の問題から起きているのかもしれない。だいたいワガハイのアレルギー(気管支喘息)だって、ディーゼルエンジンの排ガスが一番ダメなのだから。
来年は良い年になりますように・・・っていうのは、新たな困難が発覚するというコトに違いない。だが、ソレが分かるというのは間違いなく、福音だろう。その問題の責任を追及し、解決策を早急に講じて行けば、プラスに働いていくはずだから。
綺麗な湧水を見ながらも、昨今の問題がアタマを過るのだった。
注:厳島弁天池は、多くの観光客がやって来るには無理な場所だ。クルマも一台停めるのがやっと。そして近隣の家々にも迷惑にならぬように、静かに見学されたし!