Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

新東名工事「河内橋」の近況

河内川橋のこの頃

神奈川県内の新東名高速未開通区間工事は、当初の予定より遅れている。新御殿場ICから新秦野ICの間は幾つもの谷を渡り、山を貫かねばならない区間なので、手間暇掛かるには違いない。

だから既存の東名高速は、そういうルートを避けて建設されたのだろう。それに当時の技術では厳しい工事になるルートだったのだろう。現在でも難しそうなルートだけれど。

ソモソモ、断層だらけ。架橋は高い位置。見るからにやる気が失せるような地形にワガハイ的には思える。ソコを頑張って工事してしまうのだから、為せば成る体育会系なんだなぁ・・・もっとも、新東名の開通している区間でも、よくまあ・・・こんなトコロに道路を造ったと思うトコロだらけではある。静岡県内も、実にマッチョな造形の橋や高架、トンネルが続くからなぁ。

 

あ!今年1月の進捗状況は、以下リンク先みたいな感じだった。

etsuro1.hatenablog.com

少し西側に移動して見る

橋のアーチ部分はほぼ繋がったように見えるけれど、微妙に繋がってないみたい。以下、拡大の図。

繋がっている?

この日も別に、この工事状況を見に行ったのではない。ただの通りすがりに立ち寄って見ただけだ。手持ちのレンズは標準ズームのみ。精一杯ズームアップして上図のような感じ。

分かり辛い。

微妙に移動して見る

やっぱり完全には繋がっていない。残すところあと数メートルといった感じだろうか。

さて、年内に繋がるのだろうか?

年越しとなるのか?

これ、繋がると工事関係者は歓声を上げるのかなぁ。やっぱり感動はあるんだろうなぁ。

天候はイマイチ

ところで架橋工事は昔からされているけれど、よくまあ、こんなトコロに木造で橋を造ったと感心したのは「猿橋」。山梨県大月市にある歴史的な橋として有名だ。

www.city.otsuki.yamanashi.jp

相模川の上流、桂川の両岸から橋桁を伸ばして造った様子が構造から観察出来るので興味深い。猿橋もまた、国道20号甲州街道)を走っていれば国道脇にあるから、チョロッと立ち寄れる観光スポットだ。そんなワケでワガハイ的にはココを目的にして行くというよりは、山梨県上野原に酒饅頭を買いに行ったついでとか、大月にナニガシカの用事があった時に立ち寄るとか、そういう具合にはなる。

でも、架橋に興味のある人ならば、猿橋は一見の価値はあるだろう。その工法の考え方は今でも大差ないと思う。酒匂川の上流「河内川」に架かるこの巨大アーチ構造の橋も、両側から攻めていっているのだから。

 

当然、アーチが繋がっていなくても、その時々でどの程度の荷重に耐えられるかの構造計算はされているのだろう。そしてその重量の範囲内でアーチを延長して行く・・・繋がれば強度的にバッチリとなる。

でも、どの程度の誤差で繋がるんだろう・・・トンネルの掘削工事よりも精度は高いだろうなぁ・・・数ミリの誤差なんだろうか?毎日計測して、修正しながら工事を進めているのだろうか?

ま、そういう疑問は関係者に質問すれば答えてくれるかもしれないNEXCO中日本 山北PR館見学コースにでも参加してみるか?)。それにアーチは伸びる程にたわむのではないか?とも思う。そのたわみも考慮しているのだろうなぁ。なんか、気が遠くなってくる。ワガハイが設計担当だったら・・・無理だ。

西側の状況・・・山北スマートインターが出来るトコロだろうか

しかしこの分では、まだ暫く開通までは待たされる。もっとも突貫工事なんてやって労災事故が起きてもよくない。とにかくご安全に!と願う。

木々で目立たぬトコロもまだ繋がってはいない

「道の駅 山北」の駐車場にクルマを停めて、スロープを下って行くと河川敷の公園に出る。そこから河内川橋の工事の様子を見た。一番簡単に見られる場所だ。もっとも分かりやすく見る場所は、国道246号の歩道上なのだが・・・近辺に駐車スペースがない。路上駐車は非常に顰蹙をかう環境なので・・・JR御殿場線谷峨」の駅から歩くのが確実となる。本気で状況を観察するならば、谷峨から徒歩が確実だ。

オアシス公園って言うんだ・・・