手回しのシュレッダーが故障した。ハンドルを回すと途中で異常に重くなってしまう。これも長いコト使ってきたから、そろそろくたびれても納得はいくが、簡単に諦めて廃棄するのは納得出来ない。修理できるかどうかワカランが、中身を見てみた。
紙詰まりという程でもなかったが、細かい紙のカスを除去してみた。そしてそ~っと軸をまわしてみると問題無さそうだ。歯車が欠けたり、摩耗している感じもない。刃の変形や欠けも見当たらなさそう。
別に、な~んにも問題は無さそう。
もっとも、この連なった刃を全て外して点検したら問題が見つかるかもしれないが・・・それは、やる気にならない。
その分解・・・気が遠くなる。
その組立・・・絶望的な気分になるだろう。
そんな頑張りをするほど貴重な道具でもない。だいたいシュレッダーにかけがえのない思い出なんてあるだろうか?
「あの時、あの書類を裁断したんだなぁ・・・あの裁断はヨカッタ!」といった思い出に浸れるコトなんてあるんだろうか?
でも、世の中は多様な価値観に支えられ、様々な趣味趣向の方がおられるから、ひょっとしたらシュレッダーマニアの人もおられるのかもしれないが、ワガハイはシュレッダーに拘りはない。ただ、このシュレッダーの前に使っていた電動のヤツ(ナカバヤシのやつ)は余りにも使えないシロモノだったので、それに比べればこの手動のシュレッダーは優れものだった。
ハンドルを回し続けるのに疲れるけれど。
ところで、電動だろうと手動だろうと、基本構造に変わりはない。だからコレに外付けモーターを付ければ電動になるんじゃね?ってなもんだ。それであまりにも大量の紙を粉砕しなければならない時にコイツのハンドルを外し、その軸に電動ドリルを突っ込んで回したコトもあった。
コレは実に快適だった。
でもこれ、メーカー的には止めて下さい!って言われるような気がする。勿論、電動ドリルはスローで回したけれど。
ま、推奨は絶対に出来ないコトなので、真似しないで欲しい。
でも、手で回したってモーターで回したって、軸が回るには違いないとは思うけれど・・・推奨出来ない理由としては、オーバートルクで回すと刃や軸、歯車に負荷がかかり過ぎる、ってなコトだろうな。
いや・・・手で回したって、バカ力のヤツが無理矢理回したらオーバートルクになると思うケドね(ワガハイが若かった頃は、どれだけのネジ山を壊したことか)。腕力がなくても体重をかけてハンドルを回したらオーバートルクなんて簡単に起こり得る。手動だろうが無理矢理電動化だろうが、ナニガシカの不都合は起こるだろう。
それで内部の掃除を終えたので組み立てた。
そしてテストしてみたんだが・・・結果は芳しくなかった。多少はハンドルが軽くなった感じはするけれど、なんか引っかかってしまう。頑張れば裁断出来るけれど、妻が使うには難しい感じ。
というコトで、買い替えを決めた。
内容的に同じ製品が、カインズホームで売られているからねぇ(このリンク先から購入されても、ワガハイにはビタ一文利益はないけれど)。
回転が重くなる原因が突き止められなかった点は残念だが、粘ったトコロで解決がつくようには思えなかった。それに交換すべき部品が分かったとしても、メーカーに部品を発注しようとしたらど~ゆ~対応をされるだろうか?
修理に出しても・・・「新品買った方が安いですよ!」って言われるに決まっているし。
修理はやっぱり、やらないねぇ。