JR東海道本線「二宮」駅南口を降りて、東京方向に歩く。すると・・・
ここは、ワガハイがモノゴコロついた時から不思議なトコロ。二宮駅の南北を結ぶ歩行者用通路で、線路の下を潜る。だが、そこは川の流れと線路の中間点に橋を設けて渡るようになっている。
かつて二宮駅の北口は使われていなかったような気がする。それは大磯駅もそうだった。二宮も大磯も南口だけだったと思う。一応、ホームから北口へのアクセス通路はあったけれど封鎖されていた・・・と思う。
或いは、北口に関しては通勤時間帯だけの限定的な改札だったのかもしれないけれど。
これまた曖昧な記憶だが、この施設は改修工事をされている筈。ワガハイの小学生の頃は、もっと木造チックだった気がする。そして通過する電車も今と違って車輛が重かったし、騒音も大きかった。だからここを使って往来する時に電車が頭上を通過すると、凄いコトになっていた。
そういえば、乗り込むと車輛の床が板張りだった。壁や椅子にも木材が多様されていたような気がする。それが子供心にも好きだったけど。
ちょっと調べてみよう、なんていう車両形式なんだろう?ワガハイは鉄ではないので、ワカラン。
……(調べ中)……
国鉄70系電車!コレ ↓ だな。
でも、コレが頭上を通過すると凄い音だった。勿論、貨物列車だともっと凄かった。今の貨物と違って「鉄製有蓋車」というヤツがガタガタ、ギシギシ、カツカツ、シャラシャラと鉄板が触れ合う騒音をたてて走り去っていった。
賑やかな通過音だった。
そして昔の電車のトイレって、アレがですねぇ・・・タンクに溜めるのではなくて線路に放出してしまうのでございました。だから駅で停まっている電車から、ですねぇ・・・というのが放出されるサマっていうのが、見えちゃったりするんですな。
そんなワケで、ガードの下を歩く時は頭上注意なんである。通過する電車で所用の方がおられると、下を歩く人間という動物は・・・というワケである。
これ、今では考えられないコトだろう。
やっぱり昔は木造だったな。部分的に鉄骨は使われていたかもしれないけれど。
今では川の水質も改善した。それは下水道が普及したからだけど・・・というコトは、昔は大変なニオイが漂っていたワケだ。そのニオイの中を歩いて南から北へ、北から南へ移動していたのであった。
利用者が少ない。今ではクルマ利用の方が多いのだろうか?というか、二宮駅自体が南北自由通路になっている橋上改札の駅になったからなぁ・・・わざわざこの「ちょうじゅばし」を使う必要性は薄らいだのかもしれない。
でも改めて、コレってソレナリにレトロな存在で面白くないだろうか?昔みたいに川は臭くないし、電車が通過しても上から降ってくる危険性もないし。
洗練度の高い構造物ではないが、ソレがまたいいアジを醸し出してはいないだろうか。ワガハイ的には十分に文化財にあたるのでは?と思う。
見える出口は北側だ。
場所については以下グーグルマップを参照されたし。
https://maps.app.goo.gl/5GpbidqdcruGA5TGA
次回に続く。