Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

全国疎水百選 深良用水隧道

ここは何処?

山の中にやってまいりました!

ここは何処でしょう?

 

ブログ用に解像度を落としてあるので、画像を拡大しても厳しいか?石碑には「深良用水之碑」と刻まれているように見えないだろうか。

https://maps.app.goo.gl/i3oRHBEJAniGyWWT8

というコトです。

説明板もあった

ICID「世界」かんがい施設遺産
        全国疎水百選
  深良用水隧道〈ふからようすい ずいどう〉 穴口(出口)

 深良用水は江戸時代の初めまで
用水確保が困難であった駿東地域に、
深良村の名主であった大庭源之丞が
芦ノ湖の湖水を導水するため。友野
与右衛門らの協力のもと、寛文一〇
(1670)年に完成された農業用水路
です。
 深良用水隧道(水路トンネル)工事は
3年半の歳月を要しました。
トンネルの掘削においては、ノミを
つかった手掘りのみではありましたが、
先進的な技術が導入され、全長
1280,3m、平均勾配は1/130、
標高差は9.8mであり、理想的な
疎水隧道といえます。

 現在も、約530haの農地を潤す
重要な農業基盤として地域農業を
支えるとともに東京発電株式会社に
よる発電、環境、防災などの役割を
担い、生活の安定と地域の発展に
大きく貢献しています。

静岡県芦湖水利組合

というワケで、この存在のおかげで神奈川県に水利権がない箱根芦ノ湖の水なんでございます。まことに神奈川県としては不満なのでございます。それというのも、いろいろと取り決めはなされているとは聞くものの、イザという時に神奈川県の都合で本来の自然な流路である早川に、芦ノ湖の水を放流出来ないのでございます。

一応もう少し寄ってみると・・・発電所施設だな

過去にも当ブログでこの件については書いたコトがあるが(以下リンク先)、水利権というのは面倒なもんだわなぁ。

etsuro1.hatenablog.com

最初の図版左側の建物裏から階段で下る

コレがそのトンネルである。この先は芦ノ湖深良水門(以下リンク先の地図参照)に繋がっている。

https://maps.app.goo.gl/Xxkh2GRXwcecaWDB9

深良水門へは徒歩しか手段はない。桃源台(湖尻)周辺の適当な駐車場にクルマを入れて歩く。或いは箱根ロープウェイや観光船利用となる。

時間があって健脚向きには、芦ノ湖西岸のハイキングコースを歩く方法もある。これは桃源台から箱根町港まで歩ける・・・と、思う。多分、途中崩壊してないと思うケド。ワガハイが歩いたのは20代前半だったから、40年近く前のコトだからねぇ。

当時はこのルートを歩く人なんていなかった。実に静かなハイキングだった。時間的には3~4時間で歩いたような気がする。まあ、半日のコースだろう。

行かれる方は最新情報を探して確認してから行って欲しい。

起点・・・だそうだ

ま、川としてはココからってことだな。

話しは「深良用水隧道出口」に戻るけれど、ここへ行くにはど~したら良いか?というと、やっぱりクルマ利用だろう。この施設周辺には駐車場がないので、小型乗用車ならば路肩に1~2台は停めるスペースはあるけれど・・・ってなモンだ。先客がいたら辛いトコロ。

ワガハイは御殿場側から行った。御殿場線「岩波」駅近くのトコロから県道337号を上って行くだけという単純な道順。ただし途中からは急勾配となるし、道は狭くなって曲がりくねっている。

凄いお久し振りに行ったので、こんなに上ったっけ?と思ってしまった。

隧道出口に近づいて・・・

見に行ったトコロで、単なる水路トンネルの出口でしかない。水流は極めてゆっくりとしたものだった。

これ、来る季節を間違えると虫が多いかなぁ?

知らんケド。

なんか・・・魚がいるな

ソコソコの透明度の水だった。西丹沢の透き通るような沢水のような透明度ではない。それは芦ノ湖の水だからねぇ・・・そういう水だった。源泉は溜まり水である。

下流側を見るとこんな感じ

というワケで、見学時間は10分にも満たなかった。あとは来た道を戻るだけ。県道337号を上って行くと「湖尻峠」に至り、そこから先は「芦ノ湖スカイライン」「箱根スカイライン」となって有料道路だ。箱根に用事が無ければ来た道を戻るだろう。

サヨナラ・・・また来るかどうかワカランけど

 

ワガハイ的にはここまで来たので、玉子を買って帰ったとさ。

sakuraeggs-gotemba.jp