ザックりと言って今月中はサービス価格らしいので購入した。そしてセラーに入れたものの、一週間程で呑みたくなり抜栓となった。
お久し振りのサンテミリオン!
ボルドーだねぇ~。
右岸だねぇ~。
妻は???ってな感じだったけど、やっぱりワイン選びは多少の知識があった方が見分けが付きやすい。そして現地に行くことが出来なくても、地図やグーグル・ストリートビューで雰囲気を見てみるだけでも違う。地形や土の色などは重要な情報源だから。
ただただボトルとラベルにご対面して自己問答を繰り返していても、選ぶ決め手は見つからない。
やっぱりサンテミリオンの名前はおぼえてほしい。この地のブドウ栽培は、古代ローマ帝国時代に遡るコトが出来るといわれる銘醸地なのだから。そしてユネスコ世界遺産なんだから。
ね?なんか行ってみたくなるだろう。ワガハイは行きそびれたけれど・・・この件は、たぶん人生において最も悔いる点だな。
このワインを造るのは、かのシャトー・オー・ブリオンを所有するクラレンス・ディロン!
なんというコトだろう・・・
だが、ワガハイはシャトー・オー・ブリオンを呑んだコトはない。ボルドーでお高いワインの経験はシャトー・ラトゥールだから。庶民はそんなに高級ワインを頻繁には口に出来ないからねぇ。
香味については、イカニモのボルドー感。それはブドウ品種のブレンド比率にもあらわれているのだろう。メルロー85%、カベルネソーヴィニヨン12.5%、カベルネフラン2.5%・・・ここでカベルネソーヴィニヨンの特徴が感じられるトコロでやや香味は派手。その分、メドックのアリガチな香味よりは明らかに軽さも演出されている、というコトだろうか。
カベルネ・フランの2.5%はねぇ・・・それを加えることでボルドー的に落ち着くのかもしれない。案外、微妙にして香味の要か?
このワインを夫婦で3日間かけて楽しんだ。抜栓後の保管はコルク栓を挿して、さらにその上からラップを巻いて冷蔵庫へ。呑みかけのワインの保存にもイロイロ蘊蓄はあるけれど、我家はそんなに吟味はしていない。
大丈夫!キチンとしっかり醸された酒っていうのは、そんなに妙な変質はしないから。それに醸造から4年目にしてまだまだ若さ溢れるワインだったから、少しは酸化が進んでしまった方が良い感じになるってなモンだ。
実際、3日目のパフォーマンスも素晴らしかった。デイリーワインにこの価格帯っていうのは贅沢過ぎる身分なんだが、たまには少しの贅沢もあってイイんじゃないだろうか。それに今月中は割引価格だし。
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