今季は柚子が収穫出来そうだ。
一時期、元気の無かった庭の柚子だが、少しは勢いを取り戻しつつあると思う。この柚子はかなり以前にも書いたと思うが、ハナユズとして買ってきたけれど・・・???というモノだ。それでもオニユズのように大きな実を付けはしないので、概ねハナユズに近い柑橘類には違いないと思う・・・ことに、して、いる。
これは引っ越してきて間もない頃に、近隣の造園屋さんで苗木を売っていたので購入した。とても安かったと記憶している。
安かった理由はあったのかもしれない。
ワガハイ的に推測するには、造園屋さんが適当に実を棄てたりしたヤツから発芽して、それがいつの間にか成長してきたから適当に育てて売ったのでは?これは、そんな感じの柚子だ。
ハナユズの特徴には当てはまらないので、品種不明。
それでもこれからの季節に柚子があると便利。スダチとかカボスの方が良いという人もおられるだろうが、まあとりあえず、必要になった際に庭に行けば柚子があるから。こういうのは買い置きしても、気付くと野菜庫の片隅でカビていたりするから。
この柚子の木は妻の管理。そんなワケで彼女流儀の放任栽培。ワガハイは基本的に手出ししない。それにトゲが痛いので近寄りたくない。それでも、あまりにも酷い状況だった数年前は薬剤を散布したり塗布したり、手出しした。
それは、病害がブドウに波及されたら困るからだけど。
別に手出ししても文句は言われない。むしろ「ありがとう」と言われる。
だが、この感謝の言葉につられていろいろとワガハイが手入れをし始めると、ドンドンとワガハイの仕事が増加していく可能性大。要注意である。
そう思いながらも、この柚子も生命の危機を乗り越えてきたので、イロイロなダメージの痕跡が見られる。枯れこんでしまった枝もあるし、まだまだ怪しいカビ系の病害の兆候もある。
本当は、果実にかからないように養生して、殺菌剤を散布した方が良いのかもしれない。そんな状態の箇所も出てきた。不具合を見つけると対処したくなってしまうのは、園芸やっている者の性だろうか。
このところ、雨が多いのも一因だろう。
そして風通しが良すぎて、その風で葉が痛むのも木を弱める原因だと思っている。風よけは設けているけれど、成長してきて風よけより上に出た部分が傷んでしまう。それが柚子全体にダメージを広げていく感じだ。
だが、これ以上、風よけを大掛かりに出来る状況になく、そんなコトをやるためには強靭な構造体をつくらないと、今度は風よけ自体が宙を舞って事故を引き起こしてしまいかねない。
風圧は、思った以上に力が生ずるから。
それにしても、この柚子の品種はいったいナンなのだろう?ナニとなにを掛け合わせたんだろう。それは時折、気になったりするが、研究機関でDNA解析しないと分からないか。
もっともDNA解析しなければならない程、優良な柚子ではないからなぁ。
我家の柚子は庭植えにしたけれど、ハナユズのように小型の柑橘ならば大き目の鉢植えでも収穫は楽しめる。でもまあ・・・年々、デカくなっていくから小振りの樹形に整えるのに苦慮するけれど・・・柚子好きの方はどうぞお試しを!