昨日午前中に収穫したマスカットベーリーAは、以下リンク先での状況よりもかなり着色が進んだ。
それは、このところ寒暖の差が出てきたコト位しか影響した条件は分からない。
一応、ハクビシンに食べられないように竹酢をアチコチに散布し続けるコトは怠らなかった。勿論、コレはブドウの房には散布しない。収穫が近づいた作物に、竹酢液や木酢液を散布するのは避けるべきだ。それは身体に悪影響があるかもしれない・・・というよりも、竹酢や木酢のニオイの漂う果物なんて食べたくないからねぇ。
ま、要するに毎晩、ハクビシン除けを目的に散布を続けてきたのだ。やはり一日経つとそのニオイは減ってしまうから、出来るだけ鮮度の良いニオイを庭に漂わせておいた方が、ハクビシンも嫌がるだろうという作戦だ。
そういう努力の効果があったのかどうかはワカランものの、ここに来て全くといってイイ程にハクビシンの形跡が無くなった。それはイイことなんだが・・・ひょっとしたらブドウよりも手軽に美味しく食べられる別のモノに、奴らは鞍替えしたのかもしれない。
ならば一安心!なんだがねぇ・・・ド~だろうか?真相はワカラン。
でもまあ、上画像のような感じで、ナントカ例年に近い所まで着色もして、味についても十分な糖度と酸のバランスが得られた。このマスカットベーリーAという品種は、生食でも醸造でもイケる品種で、今回の仕上がりは生食向きの品質となったけど。たぶん、醸造(赤ワイン)の為にはもう少し酸があった方がいいバランスのような気もする。
知らんケド。
そして試食してみたトコロ、この品種独特の黒砂糖的な味わいが微かに感じられていて、コレはほぼ限界に近い所まで結果は出せたのではないかという自己評価となった。
一応、目的は達成できた。
ここまでやれるならば、環状剥皮といった方法はやらなくても、なんとか栽培出来そうだ。
残りの房についても今週中の収穫となるだろう。脱粒もやや出始めているので、これ以上、枝に付けておいて引っ張っても限界だろう。それが今季の出来具合だった。
これ、もっとコンディションが良ければ、まだ半月は脱粒無しで枝に繋げておけるんだが。すると猛烈な凝縮感のある味わいになるけれど、それはチョット無理と見た。
とにかく、今期もナントカ収穫に漕ぎつけたみたいだ。あとはマスカットベーリーAの新酒を初冬の頃に買いに行ければ、と思う。やっぱり新巻さんかなぁ?