
庭のブドウは、相変わらずハクビシンの食害に晒されている。いろいろ対策はした。そして「強力忌避剤 忌避一番プロ」も用いてみた。
だが、ハクビシンはやって来ているようだ。そして先月に半分食害された房を、新しい袋を掛けて洗濯ネットで覆っておいたのだが・・・ついにハクビシンはソレに手を付けた。ガシガシに引き裂かれた袋と、ファスナーの壊された洗濯ネットは地面に落ち、アリが集っていた。
もっとも奴らの食いかけの房なんだから、キッチリと食べてもらうならば、それはソレだ。困るのはアチコチに口を付けるのが一番困る。
それで、奴らは袋がけした状態のブドウというのは、見ればソコに美味いモノがあるというコトは学習済みであり、そして簡単に袋を破って中を食すコトが出来るというのは分かり切っている。
更には洗濯ネットで覆っても、その中に美味いモノがあるコトも学習済みとなっているようで、イロイロ悪戦苦闘しているうちに、その洗濯ネットの破り方も分ってしまったようだ。
というワケで、デパートなどでモノを買った時の紙袋を使って、洗濯ネットの上から覆ってみた。すると、なんか・・・奴らはその中身をまだ理解出来ないみたいだ。今のところ全く手を付けない。
それで、念には念を入れて、毎晩、この紙袋の上から竹酢液をスプレーしておくのだが・・・なんとかこれで持ちこたえられるとイイのだが。

昨日は、妻が指摘したハクビシンがブドウ棚に飛び移る時に使っているのではないか?という足場になっていると思われるプランターを移動した。そしてプランターのあった位置に園芸用支柱を複数本立てて邪魔になるようにした。更に、その支柱には直径0.5mmのナイロンワイヤーを張ってみた。これはブルーベリーの幹にナニガシカの幼虫が穴を開けた時に穿ったワイヤーだ。
このナイロンワイヤーは10m巻だったので、残りはブドウの房の界隈に張り巡らし、ハクビシンの邪魔になるようにした。
昨日は、そうした作業を行う前に、袋を全て外して房の状態をチェックした。予想通り、高温障害を受けている粒もあった。そういう粒は取り去って、カビっぽい状態の粒が生じていた房は、その怪しい粒を外し、竹酢液を非常に薄めたもので房全体を洗い流して乾燥を待ち、再び袋を掛けてデパートの紙袋を掛け直した。
ハクビシン被害のお陰で、残房は当初の半分の7房となった。
ま、7房なので十分に丁寧に手を掛けられる。房の状態は、着色があと少し濃度を上げたいトコロで、一粒試食すると糖度はまあまあだが、あと少しの凝縮感が欲しい。酸はやや多めで、まだ青い雰囲気の香りが残っていた。
せめてあと10日・・・出来れば2週間は収穫を待ちたい。そして朝晩の寒暖差が欲しい。夜の気温が高すぎるのだ。チョットの時間でもいいから、明け方気温25度程度まで下がってくれると有り難いのだが。
しかし・・・ここ数年、高温の為にブドウの栽培が難しくなってきているから、来年はいよいよ「環状剝皮」をやらねばならないだろうか?
ワガハイ的にはプロではないから、そこまではやる気もしないのだが。
やっぱり、幹に傷を付けるのはねぇ・・・抵抗はあるワなぁ。