ちょっくら静岡県富士宮市に所用があった。それで時間が余ったので全く予定していなかったトコロを思い出して行ってきた。それは・・・
なんか、名前がねぇ・・・ちょっと不気味な感じがする。
人穴(ひとあな)というのは、この地域の地名でもあるみたいだ。地名が先か、ナニが先なのかは知らんが、専門外のワガハイがアレコレ説明するよりも、とりあえず以下リンク先「富士宮市」の頁を参照されたい。この場所のコトについて書かれている。
この日は天候曇りで、時折雨がパラついた。そんな条件だったので富士山は見えなかった。おそらく快晴ならば、この鳥居を合わせて富士山が望めるのではないか?そう思ってグーグルストリートビューを見てみると・・・富士山の眺望あり!
そりゃあ、富士山が見えた方が圧倒的にイイよねぇ~。
富士山が見えるか見えないか、それはこの場の印象を大きく変えてしまうな。たぶん、富士山が見えれば霊場としての凄みが強調されるかもしれない。だが、ワガハイは曇りの、しかも夕方に行くという条件だったため、不気味さばかりが強調されてしまったように思う。
そして、どのみち一人で訪ねるというのは、相当な好奇心の持ち主なのか、マニアなのか、尋常ではない人かもしれない。やっぱり複数名で行った方が無難な感じがした。
富士山の周りには浅間神社をはじめとして、富士山信仰の様々なものが点在する。普通は浅間神社の一つもお参りして、あとは富士五湖巡りだったりするのが観光の仕方だろう。
あるいは富士急ハイランドだ。
あ、これってぜんぜん静岡県が入ってない。山梨県ばかりだ。だがワガハイ的には静岡県側の富士山というと御殿場市や裾野市からの眺望の記憶が強い。沼津市側からの眺望は、手前の愛鷹山が邪魔をしてしまう。だからイマイチ、裾野の広がりという魅力が阻害されてしまう。ただし、「富士山スカイライン」の五合目からの眺望は圧倒的に素晴らしいけど。なにせ駿河湾が一望となり、その高低差を堪能出来る風景なのだから。これは山梨県側からの眺望では得られない圧巻さがあると思う。
というコトで、朝霧高原側となるこの人穴の地域は大沢崩れが見える位置なので、富士山の姿が神奈川県側とは違った印象になる。
それで・・・説明板が多い。
ま、以前からこの遺跡はなんなんだろう?とは思っていたのだが、実際に訪ねる機会を得たのは不意打ちというか、たまたまというか、流れであった。なので全くの勉強不足だった。富士講というのも聞いたコトはあるけれど、本気でそれはいったい何であるかを調べたコトもなかった。
論より証拠、先ずは体験となった。だからとにかく分からないままに見て歩いた。
冒頭画像の鳥居を潜ってから道は左に直角に折れる。そして奥に鳥居が見える。その鳥居の左手には社務所があった。だが平日のマヌケな時間でもあり、不在。そこに貼られた説明によるとガイドがあるらしい。
やっぱり専門家の説明がチト、欲しいと思った。分からないものを見ても、ナニを見ているのか定まらないものだからだ。
で・・・説明板は大切だが、現場でそれを逐一読解するのも難儀。要は世界遺産認定の時に、この人穴富士講遺跡もそれに入ったみたいだ。
いつもならば書き写して読みやすくするのだが、今日は画像のままとする。まあ、画像でもなんとか大意は把握出来るだろう。それにここの説明板は簡単には消えないような感じに作られているから、ここにテキストデータとして書き写しておく必要もないだろう。
この日の失敗は、なんとあろうことかスマホを忘れたのだった。従って現場で手っ取り早い情報にアクセスするコトが出来なかった。
分量が多いので、本日はココまで。次回に続く。