別にコンビニ業界に何らかの関係があるワケではない。知り合いが店舗経営しているコトもなく、株を所有しているワケでもない。単なる一介の客に過ぎない。だが、ある地域の出店攻勢に関して熾烈を極めたにせよ、あまりにも露骨な出店のやり口だったコトもあって、セブンイレブンに対しての印象は良くない。
出来れば買いたくない。
かつて、バブルの頃には似たような理由で「西武」資本をことごとく嫌った。所沢方面に出かける時は、絶対に電車(西武線)を利用せず、クルマを使った。勿論、池袋に出かけたら東武百貨店に行く。そういう無駄な抵抗をしていた。
無駄な抵抗ながらも、気に入らぬトコロには一円も落としたくないという心情は、御理解いただけると思うけど。
先日再び、三浦半島界隈に所用があって出かけた。まあ、ここはクルマ利用となる。三浦半島は京急線以外に電車は走ってないし・・・一応JR横須賀線はあるけれど、逗子から先は極端に本数が減るし、そもそも横須賀線を利用しないと不便なのは「衣笠」だけだ。そんなワケで必然的にクルマを利用する。
で・・・またも超迂回ルートで行ってきた(以下リンク先でのルートとほぼ同じ)。
鎌倉って正面が海で、あとは山に囲まれていて地形的に要塞化しているから、だから鎌倉幕府がおかれたと言われるように、現在の交通事情においては全く不便極まりない。ここを通過するのはルートが限られるから渋滞する。バイパスを建設するにも史跡だらけだし、観光資源である景観保持には神経質な土地柄だ。
まあ、新しい道路をつくるなんて無理な相談だ。
といって、迂回するとなると外堀の山々の外側をまわっていくのだから、猛烈な遠回りになる。
ま、ど~にもならんな。
加えて今回は帰路も鎌倉通過が困難な渋滞情報だったので、往復大迂回となった。
疲れてヘロヘロですわ!
そんなコトをやってたもんで、昼飯を食いぞびれた。
というコトで、コンビニ弁当!パッケージの細かな文字を読んでアレルギーに関する安
全を確認して購入となる。残念なことに先日も超遅い昼飯(殆ど夕方)となった。
そのレシートがコレだ↓ 。
マヌケな時間だったから冷蔵棚に選択肢はなかった。「明太のり弁当」ならば、一食抜いてしまうのもアリではあったけど、たまにはセブンイレブンの弁当も試食のつもりで食べてみるコトにした。日切れ間近だったから30円引きだったなぁ。
コレをクルマの車内で頂く。こういう弁当の臭いって車内にこびりつくから、窓を開けて食べた。スギ花粉の飛散が終わっているから出来る芸当ではある。
この弁当、とても面白かった。
先ず、塩分濃度の高さに驚く。3口ほど食べてご飯にまで回った油脂分に驚き、添え物の「きんぴらごぼう」と思われるモノの刻み方の細かさと少なさに驚いた。そして明太は全体的に茶色の景色に彩を加えてはいるが、明太らしい辛さが失われた味。
だが、決定的に凄かったのは、おかずもご飯までも全て統一された味に染まっていた。
ああ、これがセブンイレブンが提案した「のり弁」の在り方なんだなぁ・・・ドコを食べても同じ味がする。それぞれの素材の持ち味は見事にマスキングされている(というか、元の食材もクオリティ的に弱いんだろうなぁ)。
というワケで、弁当容器の中身は一つだった。セブンイレブンが考える「のり弁」という一つの理想の塊と化していた。そう、ワガハイは捉えた。
だが、食後、胸やけや胃もたれが起こることもなく、健康上に差し当たって支障はなかった点はここに報告しておきたい。そうした食の安全は保たれているようだ。
エコバッグを忘れてしまってレジ袋を購入したのは不覚だった。いや、正確に言うならば、食べ終えた弁当を入れるゴミ袋を用意していなかったのが失敗だった。
飲み物も買った。麦茶でもと思ったんだが、「アールグレイ 無糖」の文字を見て即決!お値段も100円だ。
これはイイんじゃね。アールグレイとしてのクオリティをあれこれ言ってはいけない。それに香味は極めて薄めである。だが、それが幸いしている。水分を補う飲料としては、これ位に淡い方が有難い。
つまり、正確に言うならば・・・「薄くて水に色がついた アールグレイ」である。
いや・・・イイですよ!なんか、セブンイレブンに対する不信感が薄らぐ商品だった。この夏、この商品を求めてセブンイレブンに立ち寄る機会が増えるかもしれない。その分、ローソンやファミマの売り上げが、若干減るかもしれない。