Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

椅子の修理を終える

椅子の修理

以下リンク先で、椅子の背もたれを固定している木ネジが脱落したコトを書いた。そして修理に用いる接着剤も購入した。

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このような木ネジが脱落した場合は、穴自体が広がってしまったワケだから、穴を小さくするか、木ネジを太くするかのどちらかの手法となる。

この椅子は、背もたれ側のボルト穴がある部分が細くて、木ネジを太くして部材がこれ以上削られない方がよろしいように思われた。というコトで、穴に薄い木材を詰めて、脱落した木ネジをねじ込む方針にした。

丁寧に修理するなら、もう一本ある健全な木ネジも抜き、他にも背もたれを構成している接着された部品を全て外す。つまり座面と背もたれを分離させる。そして問題個所を一度埋めてからドリルで穴を開けなおす、という方法もある。

だが、問題なく強度を保っているトコロを外すというのは、何らかのダメージの可能性もある。そこで今回は脱落部分だけ、座面を付けた状態で補修することにした。

 

お久しぶりの木工作業・・・端材置き場から杉材を選び、木目に合わせて薄材を作る。長さ6センチ、厚みは0.8ミリ未満といったところだ。この作業に10分程度を費やした。使った紙ヤスリは80番で、厚みを整えて表面を荒らして接着剤が馴染みやすくした。

割り箸で穴の中に接着剤を塗り込み、そこに薄材を差し込む。見えないので手探りだ。当初はエポキシ接着剤を使おうと考えたが、今後の補修のコトもあるので、木工用ボンドを使った。

エポキシ接着剤を買ったけれど・・・いざ作業となったら、予定変更となった。やっぱり現物に向かうと、そのリアリティで考え方が変わるコトはあるものだ。

接着剤がまあまあ乾いただろうと・・・そういう時間をおいてから、木ネジを固定した。結果、しっかりと固定された。これでまた、暫くは使用できるだろう。

 

こういった修理も、始めてしまえば大した手間ではないが、腰を上げるのが大変。若い頃と違って気力とか根気が希薄になったから。そのくせ、美味いモノを食べたいという欲求は枯れない。ただし沢山は要らなくなった。

男性更年期というのもあるだろう。そしてそれを治療するという人もおられるだろう。だが、いつまで若々しく活動的であらねばならんのだろう?老いに抵抗し過ぎるコトには、どうもワガハイ的には馴染めない。

 

なんとか、この椅子のように補修しながら、ダマシ騙し余生がソコソコであれば幸いと思う。