Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

キク科の植物・・・ムルチコーレ

ムルチコーレ 2023年4月21日撮影

キク科の植物も多様性に富んでいて、名前が覚えきれない。上画像の「ムルチコーレ」は、平塚(神奈川県)の「あさつゆ広場」というJA直売所で見つけて購入した。妻が店内で野菜を購入している間に、ワガハイは外の花売り場をウロウロしていて、この花が気になったのだ。

ここ「あさつゆ広場」は、ホウレンソウや小松菜などに良い品物が多く、キュウリも良い。というコトから、割と利用することが多い。そして花や野菜のポット苗にも面白いモノを見つけることが多い。別に、道挟んで反対側に「花菜ガーデン 神奈川県立 花と緑のふれあいセンター」があることと関係している・・・というワケではないと思うけれど。

あさつゆ広場 | 直売所 | 店舗・直売所 | JA湘南

トップページ - 神奈川県立花と緑のふれあいセンター 花菜ガーデン

ムルチコーレ 2023年4月21日撮影

ちょっと調べてみると、アルジェリア原産らしい。1962年に「サカタのタネ」によって紹介・・・という情報も得られた。意外と長く、日本で楽しまれている花のようだ。ワガハイ的には、そんなにポピュラーな花とも思えないのだが。

「クリサンセマム・ムルチコーレ」という表記も見られるが、それは途中で分類変更があったかららしい。現在は「キク科コレオステフス属」と位置付けられているが、以前は「キク科クリサンセマム属」だったようだ。

まあ、「コレオステフス属」って言われても、「クリサンセマム属」と言われても・・・正直、ナニが何やら?分からん!その差異を深く、深~~く追及する気もない。そういう知識的な好奇心は既に失われている老人である。綺麗な花で、楽しめるならばソレで十分である。和名は「千輪菊」というらしい。そしてムルチコーレ(multicaule)とは、沢山分枝するという意味らしい。確かに、そんな感じの形態に見える。

 

ところで、アルジェリアって地中海を挟んで対岸はフランスである。だからフランス人はバカンスによく出かけるらしい。そういう話を随分と前に、フランス留学経験のある人から聞いた。だから、その人は留学していた時に友人に連れられてアルジェリアまで行ったという。

ナニしに行ったか?というと砂漠を見に行ったらしい。それは強烈な体験だったという。フランス語が出来るクセに、その砂漠に関する表現は乏しく、あまりにも語彙力が情けなかった・・・というか、それ位に凄い体験だったのだろう。

 

「悦朗さんは、砂漠って行ったコトありますか?」

「砂漠ねぇ・・・鳥取砂丘とか中田島砂丘とか、砂丘ならあるけど・・・」

・・・・・・・・・・

「あの・・・砂漠の話です!」

「サバク・・・魚をさばく・・・」

「(無視されて)・・・凄いんですよ!ーーーっと・・・こう、大地!

そういって、遠くを見つめる目つきをしながら、大きく両手を広げた。その凄さを共有できないコトに苛ついている様子だった。

 

まあ、アルジェリアの国土の全てが砂漠というワケではないだろうが、その国が原産の花というコトで、そんな砂漠体験の話を思い出した。

確かに、生きているうちに砂漠の風景に身を置いてみるっていうのも、興味深い体験にはなるだろう。政情不安がなくなって、タフな若い人たちが、そういう地域を安全に旅することが出来るようになってほしい。

 

爆弾を製造する労力は、穀物の生産に向けるべきだし、余った穀物で酒を造り、花園で酒盛りをして人生を謳歌すべき・・・って、多くの人が思うだろうに。

このムルチコーレの黄色を見ながら、夏のヒマワリを思う・・・ウクライナ全土にヒマワリが咲き乱れる日が、一日も早く訪れるように。

 

追記:なんか、この品種がより近い感じもする・・・「クリサンセマム アップライト イエロー」??(微妙に違う感じもするけど、しっくりくる品種が分からない)

www.sakataseed.co.jp