Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

ウコギ飯を二度食した

ヒメウコギ

 

今季、ウコギ飯を二度食した。それはとても簡単で、炊きあがったばかりの炊飯器に、軽く刻んだウコギを混ぜて蒸らすだけ。若干、塩を加える方法もあるらしいが、我が家はただ混ぜて蒸すだけ。それで春の香りの熱々ご飯を頂くワケだ。

 

タラの芽は、久しく食べてない。時々スーパーの野菜コーナーで売られているコトもあるが、やっぱり山で採りたてを頂くのが最高だ。昔はちょろっと山に入って、チョロチョロっと採ってきて食べたものだが、最近はイロイロうるさくなってきたから採らない。

どう考えても、人が入らないようなトコロで山菜採りしてたんだけどね。滑落防止のためにロープで確保して採ってたからねぇ。断崖絶壁ではないけれど、滑ったらなかなか厳しい条件だったから。そして猪ともよく遭遇した。だが、そういう厳しい斜面では奴らも必死だから、襲ってくるようなコトはなかった。なんか、お互いに視線を合わせたりするんだが「お互い、頑張ろうね!」的な雰囲気だった。

まあ、猪としても「変なトコロに変な人間がいるぞ?」と、奴らなりに常識外れに見えただろう。

鮮度最高のタラの芽を、最もトーンの高い香味を堪能する方法は・・・蒸である!天麩羅ではない。出来れば、あまり葉が開き始めていないタラの芽を軽く蒸す。それは甘味と苦み、そしてナニヨリ素晴らしい香りが堪能できる。

葉が展開してきたタラの芽は、やっぱり天麩羅かなぁ?軽く蒸した程度だとトゲが痛いから。だが、天麩羅っていうのは苦みをマスキングしてしまう食べ方だから、タラの芽らしさを半減させてしまう。食べやすいから万人受けするけれど。

 

コシアブラの新芽もまた美味。これは随分と食していない。そもそも神奈川県内の山では見かけなかった。ワガハイがコシアブラを堪能し尽くしたのは、長野県のキャンプ場でのコトだった。ゴールデンウイーク明けの、混雑の去った静かなキャンプ場に誘ってくれたのは、友人夫婦だった。彼らはアウトドアの猛者だったから、快適なキャンプだった。

そして「コレ、旨いんだぜ!」と、コシアブラ採集に行き、彼らより一足先にテント場に戻ったワガハイは、急遽、麓の雑貨屋さんへクルマを走らせた。小麦粉と油、そしてコシアブラに合いそうな酒を買いに行ったのだ。

 

まあ・・・最近はやたらに山菜採りも出来ないが、だからといってタラの木やコシアブラを植えるような広い敷地があるワケでもなく、鉢植えでウコギを育ててウコギ飯を堪能する・・・というワケだ。

etsuro1.hatenablog.com

etsuro1.hatenablog.com

言うまでもなく、タラの木もコシアブラも、ウコギ科である。故に、香味には共通したものがあって興味深い。そんなワケで、狭い自宅の庭でも・・・あるいはバルコニーでも、鉢植えでヒメウコギが育てられるコトは分かったので、ウコギ科の香味を堪能する近道は・・・ヒメウコギの購入だ!

 

物好きにはお勧めのヒメウコギ・・・ワガハイはネット通販で購入した。なぜなら、近隣のホームセンターや植木店では見かけなかったから。ショップの名前は忘れたが、埼玉県の店から送ってもらったと思った。

昔は生垣にしばしば使われたヒメウコギだが、最近は見かけるコトもなくなった。生垣がやれる環境の方だったら、ヒメウコギにしてみては如何だろうか?それが可能なら、嫌になるほどウコギ飯が食べられる。幸せな時間が待ってるねぇ~~。