上画像は酒の色、濁り具合を分かりやすくと考えて、利き猪口に注いでみた図。一升瓶を縦に静置しておけば、濁りは沈殿して上澄みはかなり透明になる。だから何にもせずに抜栓して注ぐと、案外透明感がある。
しばしば、にごり酒は抜栓前に瓶の天地を入れ替えるように少し動かして、底に淀んだ濁りを混ぜると良いと言われる。ところが、抜栓前に瓶を振り回してもなかなか混ざりはしないものだ。一度開けて、それからしっかりと栓をして、慎重に振った方が混ざる。栓が閉まっているコトを確認して、気を付けて降らないと中身がこぼれるコトもあり得るので、とにかく注意して行う。
或いは、必ず混ぜなければいけないという話でもないので、上澄みの透明感のあるにごり酒が好きならば、それを頂けば良い。ただし、最後はドロドロの沈殿状態を頂くコトになる。
実はワガハイ、にごり酒の上澄みって好きなのだ。だから最初はソレを頂き、次に少し濁りを加えた状態で楽しみ、最後はややドロドロ気味を賞味するというコトになる。コレはこれで変化があって面白い。
上澄みの透明感のある状態では、ワイングラスに注ぐとこれまたイイ感じである。抑制されてはいるが、僅かに吟醸香っぽさも感じられる。精米歩合が70%だから吟醸酒のカテゴリーではないが、それでも丁寧に醸されたお酒からは、品の良い収まり方の香りが立つものだ。
食事的には少し苦みを感ずるものによく合う。今季はフキノトウが得られなかったのは残念だが、妻が変則的な「土筆の玉子とじ」を作り、その苦みとイイ感じだった。
春の食材は、特に山菜は顕著だが、苦みが味わいの特徴だ。まさにハルザケ向きというコトだ。
ところで、土筆は借りている小さな畑の収穫物というコトで・・・どうやら妻は土筆を栽培しているらしい?
ソレって常識的には・・・畑の管理としてマズイんじゃない?ワガハイは見に行くのが怖くて、何年も行ってないのだが・・・周りの耕作者さんの迷惑になってなければよいのだが。
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話はかわって・・・
数日前、上リンク先での画像で紹介したチューリップが、たぶん風によって折れてしまった。それで妻は、勿体ないと言って切り花としてテーブルに飾った。
ワガハイはチューリップの品種名までは覚えていないのだが、ナンでも代表品種らしい。その名は「アプリコットビューティー」というらしい。確かにナルホドねぇ~と思える名前だ。
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ワガハイの名前にびゅ~てぃ~って付いていたら気持ち悪いが、チューリップにビューティーと付けられていたとしても、異議申し立ては全くない。当たり前だけど。
というワケで、狭くて片付かないテーブル上にチューリップが飾られた。だがもう終わりに近い花なので開いてきてしまった。残念だが往年の美はない。だが、花の構造は見やすいので、違った点から興味深いと思う。まだしばらく、花びらが落ちるまでは観察していようと思う。
この画像はメモとして撮ったのでスマホだ。それを買い替えたノートパソコンにフォトショップをインストールして、解像度とシャープネスだけ調整した。この程度のデータ量の簡単な画像調整なら、問題なく出来る。いちいちメインPCを用いなくても出来るので楽になった。
RAW現像はねぇ・・・まだやってないから分からないが、少々カッタルイかもしれないな。