Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「沼代桜の馬場」

沼代桜の馬場

地元で有名な桜の名所だ。場所は神奈川県小田原市沼代で、小田原といっても小田原城界隈の中心部ではない。徒歩で行くなら「JR国府津駅」からみかん山の農道をトコトコ登る。振り返れば小田原市街が見えたり、相模湾が望める。健脚の方ならナンの苦も無く快適な散歩道だろう。

国府津駅からだと・・・徒歩でどれ位かかるだろうか?ワガハイは歩いたコトがないので見当がつかない。ルート的には先ず「吾妻神社」を目指して「やまゆりライン」と呼ばれる広域農道に出てしまった方が分かりやすいし、風景も良いだろうか。

「吾妻神社」はその名前の通り、御祭神は弟橘姫命(おとたちばなひめのみこと)である。ヤマトタケルの東方征伐に関連する地域だから、「吾妻神社」が多いからねぇ。

ザックリとグーグルマップでルート検索すると、つまらない車道歩きが長くなる。ただし、そのルートを歩くならば「田島横穴古墳群」に立ち寄れる。行き帰りに同じ道を歩くのもつまらないからねぇ・・・そのあたりは個人の趣味次第だな。古墳が好きなら立ち寄りたい「田島横穴古墳群」なワケで、中を覗き込むには懐中電灯は用意しておいた方がお勧めだ。

「下中小学校前」バス停から歩くという方法もあるだろうが、これはワガハイは全く通ったコトのないルートなので解説出来ない。

望遠レンズで咲きっぷりの良い部分撮り

昨日、都内は満開という話だが、この地域は全般的に1~3分咲きといった感じだ。小田原城の堀の桜は、まだ花見といった感じではなかった。枝先にポツポツ咲いている桜が大半で、品種が違うのかもしれないモノに5分咲き程度が見られた。

まあ、だいたいこの頃は都内の方が開花が早いやねぇ。地球温暖化という全地球規模の影響よりも、ヒートアイランド現象という地域限定的な影響の方が強いのでは?とも思う。

微妙に構図違い

夕方5時近くの光線での撮影。春分を過ぎると夕方も明るいねぇ~。ま、メモ程度に気軽に撮っているので、桜の撮り方がど~た~こ~た~、といった蘊蓄は御免だ。桜の撮影もこだわりの強い方がおられるので面倒だからなぁ。好きなように撮ればイイんである!

 

さて、この「沼代桜の馬場」とは何ぞや?

説明板・・・正面から撮れない

だいぶ傷んできた説明板だ。あと数年もすれば読めなくなるだろう。というコトで、お久しぶりの書き写しである。

沼代桜の馬場
 沼代の鎮守王子神社は、中村郷下中村總鎮守白髭明神、鎌倉初期の文治年間白髭記に、若一王子大権現と記しある古
社であるが、この社の例大祭御旅所御着座の折、御神前に奉納なされた競馬の馬場である。おそらくこの地の豪族
中村氏が白髭明神に相撲(御散原)、五所八幡宮とこの社には競馬をと、武道奨励の意もあって奉納なされたのが始まり
であったろう。又桜並木に就ては、この社の例大祭が古来より春祭であったので、村人が神に桜花を奉納の為何時の頃
か植樹したものであろう。
 次にこの馬場には敵味方塚がある。云い傳えに依れば、何時の戦かは不明ではあるが、鎌倉街道六本松峠に於て
合戦があり、その折の多数の戦死者を村人がこの馬場に運び南側に味方、北側に敵方を埋葬したと今日に伝えている。
 尚、北側の庚申塚は、この道路が古代からの道であることを物語っている。

説明板の上には開けた宴会向き?の小さな丘があった

平日だからか、宴会客はいなかった。やっぱりまだ自粛ムードがあるのかもしれない。時折、通りすがりに立ち寄って桜をながめる人がいたり、ワガハイのようにカメラを持って撮影している人、そして近所の方の散歩道・・・そういう静かな環境だった。

いや・・・昔は大騒ぎ状態で、ワガハイなど立ち寄れない感じの時もあったんだが。