Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

得体の知れぬモノ~60年代の熱~「NHK日曜美術館」での岡本太郎さん

これも望遠レンズの至近距離撮影

昨日に続き、レンズ交換が面倒だから横着した撮影画像だ。望遠レンズのまま、庭のビオラを撮った。

フォトショップで階調のヒストグラムを見ると、広角レンズや標準レンズと、望遠レンズではパターンが明らかに異なる。というワケだから描写感は違ってくる。それがどの様に違うか、事細かに説明する気にはならないのだが・・・比較するまでもなく違うからねぇ。

まあ、しっかりと写っていればソレでよし!あまりアレコレと拘るのも、ナニカ問題がズレているようにも思う。

ソレってコレ、なんです。

そうやって1枚の写真(画像)を提示するのが写真論の核心だからなぁ。論より証拠!みたいなもんだ。だから、このコトが満たされればイイんである。

だが、アプリでいろいろ加工出来るようになって顔をいじくってしまうと・・・「ソレってコレ、なんです」が通用しなくなってしまう。ソレは写真からナニガシカが引き算されてしまったと・・・失われてしまったと・・・そ~ゆ~コトだから、何だか良く分からないモノになってしまった・・・という状態だ。

得体の知れぬモノは、とりあえずアーティスティックだねぇ。というコトにして落ち着いておこう。アートもナニガシカを記録するかもしれないが、「ソレってコレ、なんです」とはならんからなぁ・・・ポリポリ。

色は属性だなぁ・・・コレも望遠レンズ

忠実な色再現、なんて言い方があるが、そんなのあるワケないからねぇ。上画像だってCMYK座標を見ると色域外警告が大発生!そんな時にど~するか?っていうと、警告箇所の彩度を下げるのが定番手順だが・・・コレがまたやり過ぎると眠い画像になるからねぇ。かといって、警告箇所が大面積だった場合、そのまま放置してオフセット印刷しようものなら、その部分がベタ塗り状態になりかねない。

印刷前提に考えると使える色幅が狭いので、ナニガシカの操作をして画像の雰囲気を醸し出すような調整をすることになる。

結局、Makeなんだワなぁ。

ただ、Makeもナニを目的としているか、だからねぇ。

記録を維持するMake・・・記録を破棄するMake。

 

ワガハイ、結局のところ技術と無関係な方が問題が生じないと思うねぇ。プロの仕事って、プロとしてのクオリティを維持しようとするから、な~んか似たような感じになってくるコト度々。それが見慣れていると、素人は時に暴力的・刺激的なコトになってくる。かえって個人の質が表現されてしまう。

コレ、だね!

故人が「素」を求めることで個人表現を追求した・・・っていうのは、素人の魅力ってなワケで、「上手くなるなよ!」と先輩には良く言われたなぁ。

「悦朗、頃合いってぇのがあるんだよな。やり過ぎはイカン!上手くなってきたら逃げるんだ。壊せ!」

そんな話しをしてくれた「もの派」の作家のコトバだ。60年代の熱・・・固定されるコトを嫌がっていた人たちが多かった。

「定説・・・壊せ!壊せ!」

「プライド・・・捨てろ!捨てろ!」

そうした世代も、いつの間にか高齢となり、掌を返したみたいに保守的になった。

再制作やり過ぎじゃない?

 

昔々の「NHK日曜美術館」で、岡本太郎がアトリエを走り回っていた図ってぇのがあった。複数の部屋にイーゼルがあって、描きかけの作品がそれぞれの部屋にあった。一つ目の部屋で「ダメだ!滞っている!!」と吐き捨てるように言うと、次の部屋に走っていった・・・そして二つ目の部屋では「さーーーーーッ!はッ!!」とか言いながら絵筆を動かし、再び「滞ってる!」と叫ぶと次の部屋へ向った・・・。

「分かりやすいヤッチャなぁ~~」とワガハイは思った。いい大人が馬鹿げた行動をしているの図、ではあるが、確かに「滞ってる」よなぁ。そして親しい人たちに囲まれて「先生、芸術は爆発ですよねぇ」なんて酒が入っているから言われると・・・

「爆発しない・・・もう、爆発しない・・・」

そんなコトを言ってたように記憶している。少々不正確かもしれないケド。

 

既成概念をぶっ壊せ!

自民党をぶっ壊す」って言ったのは小泉純一郎さんだったな。破骨細胞みたいな人だなぁ・・・と、当時思ったケド。骨芽細胞が圧倒的に強かった当時の自民党だったと・・・それで今も党の名前は持続していると・・・ぶっ壊すコトでリサイクルしていくと・・・そういうコトになったのかなぁ?

 

まとまりのない内容は、当ブログの諦めるところである。思い出したコトは今のうちに書いておかないと忘れる。流れのままに本日は書いた。

 

しかし・・・岡本太郎さんの爆発は、な~んか華々しい爆発というよりも、泣けてくる爆発だったりする。特に「樹人」という作品を前にするとそう感ずる。

箱根 彫刻の森美術館 THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM - 常設作品紹介 - 岡本太郎 (hakone-oam.or.jp)

上リンク先はねぇ・・・設置がチョット、もう少しなんとかしないとイイ位置で鑑賞出来ないと思うケドね。

生前の岡本太郎さんとは、一度だけのご挨拶。ギョロッ!と睨まれてニヤリとされた。変な人だったねぇ。ソレもまた、良い思い出だけど。

 

※ 「日曜美術館」は制作がNHKエデュケーショナルだよなぁ・・・岡本太郎のリクエストしておこうかなぁ?