ナンでだろう・・・年末につきものの大掃除の一環とも思える鍋みがきの話しは、あまりアクセスが伸びない感じ。別にアクセス数を気にしなければならないブログではないが、どうやら当ブログに幾らか期待されているのは「日本酒話し」なんだろうか?昨日は少しアクセス数が回復傾向ってな感じだった。
もう何度も丹沢山や杉錦のコトは書いているし、やや変化球というか、違った話題から酒話しに繋げていこうと心がけている。それが好ましいことなのか、わからないけれど。
まあ・・・好ましいもナニも、慣れたコトばかりやっているとボケ防止の効果が薄くなるだろう。最終的にボケるにしても、まだボケたくはないから。
外したトコロからどうやって繋げるか・・・そして離脱していくか・・・そんな遊びをしている面もあるので。こんなコトにお付き合い頂いて有難うございますと、たまにはお礼の一言も必要なのではないかと、今年も押し迫ってくるトコロで思う次第なのでございます。
以下リンク先で書いた時に購入した美酒。
ワインの新酒も呑み終えてないのに、日本酒も新酒だし・・・追いつかない。日本酒の新酒は続々と発売されるけど、その多くをゲットしようなどとは思わない。限られた肝臓の能力である。有効に大切に使っていこう。ワガハイはいわゆる利酒的なテースティングを目的にしているのではない。呑んでこその楽しみが酒の魅力だから。だから自称、呑酒師とかノムリエだな。
それで・・・この新巻葡萄酒さんのマスカットべーリーAは、美味いに決まっている。それは絶対と言える程に安心出来るので、いきなり一升瓶を購入するコトが出来る。信頼のマスカットべーリーA。
香味は、しっかりと栽培されたマスカットべーリーAの味わいを、アルコール発酵という調理方法を経て保存食品に仕上げた、というような印象。それはワインの在り方として当然のコトと思われる。
かつてワインは野菜としての役割があった。欧州の厳しい冬のミネラル源として、特に赤ワインの確保は健康維持の為にも必要だった。そういう成り立ちがあるから、欧州の食事とワインは切っても切れない関係だ。これはワインに詳しい友人から教えてもらったコトだけど。
そういえば、かのJ.S.バッハも、お給金に加えて支給されるワインの量についての増量交渉があったとか、そういう記録が残っているらしい。※
だから、葡萄の収穫量とその出来、そしてワインの仕上がりと量は、欧州の人たちにとっては越冬の質に関わる切実な問題だった。
冷蔵庫のない時代は、野菜の瓶詰め的なワインだった、と・・・そういう役割があったと。ワガハイの祖母は明治生れだったから、塩蔵したモノの扱いには長けていた。冷蔵庫が無くても平然と対応出来る知恵があった。だから新巻鮭の使いこなしなんて見事だった。全く無駄なく使い切ったからねぇ。
ワガハイ、新巻鮭を1本貰ったとしたら・・・とりあえずお手上げだ。
わかる?新巻葡萄酒さんの話ししているから、新巻鮭を引き合いに出してきたのね!
生き抜いていく為には、便利な生活以外のテクニックも知っておいた方がイイ。豪華なキャンプではなくて、シンプルなキャンプで体験しておくのもアリかな?ナニに於いても楽しみを見いだせるコトも才能だからなぁ。
とにかく「大善寺」のマスカットべーリーAに比べて、「酸」が香味のベースに響いているのが新巻葡萄酒さんのマスカットべーリーAの優れるところ。コレで香味がダレるコトがない。お陰で呑みすぎ注意となる。
でも・・・大善寺さんのワインのパワーは凄いケドねぇ・・・お薬師さんの薬酒ってな感じ。やっぱりシーズンに一度は呑みたいねぇ。
この新巻葡萄酒さんのマスカットべーリーAは、一升瓶での購入がお勧め。何故なら、気付いたらとんでもなく減っているから!
※ 「バッハ 生涯と作品」ヴェルナー・フェーリクス 杉山好 訳 講談社学術文庫 記述箇所はどこだったか覚えてないのだが、ワインの支給のコトが書かれている。別に当時の酒事情について記述されている本ではないケドねぇ。