Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

雪見酒に日本ワイン・・・なんて言ってられない状況みたいな長岡だけど

新潟県長岡市の豪雪について、テレビは繰り返している。積雪に関する経験は豊富な地域が混乱している。何故だろう?

 

老人は昔話が好きだ。というか、現在は若かった頃ほど動き回れないから、様々な新しい経験を得る機会も減ってしまった。だから昔話になりがち。

それに少々の無茶な経験は若いからこそ出来る。例えばバイクでコケても大した怪我もなく、バイクの修理代がかかるだけってなモンだとしても、同じように今コケたとしたら、自分の身体の修理代が大変なコトになる。それに治癒するまでの時間も長くかかるだろう。

いや~~~、治癒しなかったりして・・・骨折箇所は繋がったものの、筋力低下が激しくて、いくらリハビリしても完全に元には戻らなかった・・・というコトはあり得る。若ければ、リハビリするコトで、怪我以前よりも筋肉が付いてしまう場合だってある。

ワガハイの先輩は、ナナハン乗り回してブッコケて・・・腕の骨を金属で固定されて・・・

「オレの右腕はボルトナットで固定されているんだぜ!サイボーグだぜぃ!フォッフォッ・・・」

先輩ながら、あの人はバカだったねぇ・・・そして入院先のリハビリで良いとこ見せようと頑張りすぎて骨がズレて・・・再手術。後から聞いた話では、綺麗な看護師さんに

「○×さん、リハビリ頑張って下さいね!」

この一言で彼は猛烈に頑張ったらしい。その結果・・・再手術!

ああ、あの先輩はバカだったねぇ。イイねぇ。

 

そんな若かった頃、昭和50年代末だっただろうか?ワガハイは豪雪の長岡に出掛けた。その頃はまだ、大宮まで行って上越新幹線に乗った。上野まで開通していなかったんだな。その上越新幹線に乗って長岡の駅に着いた。

長岡駅構内、在来線は運休という情報通り、ホームは雪に埋もれ、在来線の特急車両も埋まっていた。もう、運転再開を諦めているってな感じだった。

長岡の街中は、歩道が地下道のような状態になっていた。車道の雪を寄せた壁で、歩道との境目に高い雪の塀が出来ていたのだ。そして横断歩道のトコロだけ、その歩道への出入り口が開けられていた。この歩道だが、吹き付ける風や雪を遮ってくれるので、そこを歩いていると結構快適だった。

それから新幹線に乗って新潟へ行き、新潟の街中は長岡ほどの積雪がなかったので新潟空港までバスに乗り、そこから徒歩で阿賀野川の雪景色を見に行った。そこは別に観光スポットのようなところではない。わざわざ神奈川県から見に行く景色とも思えない。薄暗い、色彩のない、河口が霞んだ風景だった。それに長いこと佇むコトも出来ない。風が吹いているから体感温度がとても低いからだ。

新潟駅近くのビジネスホテルに早めのチェックイン。フロントでは、

「あいにくの天気ですが、出張ですか?」

そんな感じのお愛想挨拶がされたような気がする。「新潟の冬を体感しに来ました」なんて言うと面倒かと思い、適当に相槌を打ったんだろうなぁ。

 

新潟にお住まいの方々も世代交代が進んで、かつての豪雪の記憶が薄れてきているかもしれない。ワガハイが言えた義理ではないけれど・・・一晩で1メートル近く降り積もった雪の中から、クルマを掘り出した上越での出来事もあったし・・・雪国で生活するっていうのは、やっぱり大変だな。

今のワガハイの体力では無理だ。

 

新巻葡萄酒さんの新酒マスカットべーリーA

ずっとコタツのない生活だった。だが、最近はコタツで温まりながらワインを呑むっていうのもイイなぁ・・と思ったりする。雪見酒に日本ワイン!白い雪景色を窓越しに眺めつつ、赤いワインを頂くというのも、綺麗だろうなぁ・・・。

そんな悠長なコトを言ってられるのは、非日常を求める観光客だろう。こういう楽しみって、なかなか現実の生活の中では味わえないもんだ。でも、こういう楽しみをナントカ日常の中で味わいたい。そういう工夫や努力をする気力・体力はまだ残っていると思うんだなぁ。

でも、この豪雪はチョット・・・楽しみを求められるような状況ではないな。

 

去年の新酒については以下リンク先を参照されたし!

etsuro1.hatenablog.com