引き続き山梨再訪のコト。
妻の要望に応えて甘草屋敷に寄った。前回ワガハイ一人で来た時には干し柿が沢山吊されていた。それはそれは彩りが加わるから綺麗だった。今回はその干し柿も終わり、落ち着いた佇まいとなったが、コレはこれで渋いねぇ~。
やっぱり、この屋敷は迫力があるな。存在感がある。特にもの凄い部材が潤沢に使われていたりするワケでもないんだが・・・ま、大黒柱はワイルドで面白いケド。細かな説明はしないが、現地に行かれたら310円払って内部を見学して、是非とも大黒柱が天井を貫通した二階部分を観察されるコトをオススメする。とても面白うございます!
ナンでも全部説明するモンじゃないわなぁ・・・是非、塩山に行って見てちょ~だい。甘草屋敷はJR中央線の「塩山」北口駅前だから、交通の便は至極宜しいので。
前回は内部を見学したワガハイだが、今回は敷地のアチコチをウロウロして見た。妻ははじめてなので内部見学。
あの柱が内部のあの部分に繋がって・・・ソレがココの組手であ~だ~こ~だ~~、って見始めると時間が経つのを忘れてしまう。ソレが分かったところでナ~ンもない。でもただただ面白い。若い頃は、そ~ゆ~コトを長々とやっていた(以下リンク先の吉島家住宅や日下部民芸館で長い時間、観ていたなぁ)。
別に建築を生業とするワケでもないのに・・・
27,吉島家住宅(日本遺産構成文化財) | 飛騨高山観光公式サイト (hidatakayama.or.jp)
飛騨高山「日下部民芸館」 (kusakabe-mingeikan.com)
でも、部材をどの様に継いでいるか、っていうのは構造的に重要だし、棟梁の考え方が現われるからなぁ・・ソレは木材であっても鉄骨であろうとも、軸組の見所なんじゃなかろうか?
ボルトナットの使い方とか、溶接の仕方とか、こういうのも見出すとキリがないから。
そして古い建物ならば、その仕事の一応の結果が出て来ているのだ。作られた方はもうおられないが、むかしに行われた手業の結果だから。そして施主の考え方も計られる。やっぱり施主がしっかりしていないとイイ建築は出来ないよなぁ。
甘草屋敷子供図書館もあって、そこには絵本が沢山置かれていた。そして絵本作家の展示もされているようだった。ワガハイ、それよりも建物モードに意識が行っていたから、図書館の展示は見なかった。妻はしきりに良い展示だったと語っていた。
老人は、一回に観るコトが出来るキャパが少ないんである。やっぱり観るっていうのは体力を使うのだ。
旧高野家住宅 (甘草屋敷) | 甲州市 (city.koshu.yamanashi.jp)
さあ、次回はたぶん・・・ワインの購入話になるだろう。