ワインの購入が主目的で、山梨県へ出掛けるコトが時々なのだ。そして以下リンク先では塩山に行ってみたコトを書いた。
それで、塩山駅前の「甘草屋敷」がなかなか立派だったとワガハイが話したから、歳の割に好奇心旺盛な妻は、機会があれば行きたいようだった。
そりゃ、美味いモノの話をすれば食べてみたくなるように、イイところのハナシをすれば行ってみたくなるのが人情だろう。だが、ワガハイは行きたくなる前に面倒だなぁ・・・と腰が重くなる昨今だ。
ど~せ観光地なんて何処行っても似たりよったりだ。巷で話題のお店の行列に並ぶとか、一緒になって同じ方を向いてスマホやらカメラで撮影する・・・そういうのがいい加減飽きてしまったから。
だが・・・美酒を求めるコトにはまだ飽きてはいない。年内にもう一度、山梨に出掛けてワインを購入したいとは思っていたので、今回は妻とともに出掛けた。
今回は、お決まりのワイナリーだけではなく、多少は名所のいくつかも巡ってみようと・・・概ねつまらないんだが、立ち寄ってみるコトにした。
臨済宗の恵林寺は武田氏の菩提寺だから・・・やっぱり観光地だねぇ。ワイナリーは静かだったが恵林寺にやって来ると人の姿が多い。
それでも臨済宗だらけの鎌倉に比べれば人は少ないかもしれないが。
ここから先は拝観料が大人一名500円(宝物館も500円)。
「夢窓国師絡みの寺なんだ・・・鎌倉の瑞泉寺もそうだよね!」とは妻の言葉。そういえばそうだったかな?
臨済宗円覚寺派 瑞泉寺【鎌倉】 (kamakura-zuisenji.or.jp)
夢想酷使・・・例によって妙な変換をしたATOK。もっとも夢想というか妄想の多いワガハイではある。
ハッタリ!やり過ぎ感の漂う演出効果・・・と、ボロクソな物言いなんだが、そりゃ見事だけど・・・何処かカタギの世界ではない美意識。
ま、そういう時代背景だったし、武田氏に関係があるからなぁ。やっぱり大物ってこういう趣味になるのだろうか?ワガハイ的には決して趣味良くは思えない。
禅寺はワビサビと言いつつも、贅沢だからねぇ。ワビサビって金かかるんだよなぁ。本当にリアルにワビサビを極めるとショボくなっちゃうからねぇ。
そういう意味では、ワガハイの頭髪なんぞ充分にワビサビだわなぁ。
昔々の記憶からすると観光地化が進んだような気もする。ナニがどう変わったのかはワカランのだが、もうちょっと静けさがあったような?
今回は季節的に中途半端だし、庭園の鑑賞は行わずにサクッと境内を歩いて終わりとした。そして拝観料を払って中を見ておられる人も少ないように感じた。
まあ、寒いから、靴脱いで・・・っていうのが億劫ではあるからねぇ。
しかし、ナニガそう感じさせるのか特定出来ないのだが、臨済宗のお寺には共通して神経を逆なでするような、独特のエグ味を感ずる。もう、ソレを感じるならば間違いなく臨済宗なのだ。それでも曹洞宗よりはイイのだが。
コレは思想信条的なハナシではなく、肌感覚のようなモノだ。耐えられない程ではないけれど。
怪しさタップリでも真言宗の方が安堵感があるのは・・・やっぱり薬師瑠璃光如来好きっていうのが理由だろうか?ワガハイ、薬師さんは別格なのだ。