Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「ホトトギス ユリ科ホトトギス属」・・・直ぐに名前が出てこなくなる花

ホトトギス 1

ただいま庭のホトトギスが花盛りを迎えつつある。

だが、このホトトギスという名前がフッと出てこなくなる。ウグイス・・・じゃないよなぁ?メジロではないし...、.....、.....?と、このパターンが多い。すぐにホトトギスって出てこない。

井上陽水さんの「帰郷(危篤電報を受取って)」を思い出す人もおられるだろう。実はワガハイ、この花の名前を忘れた時は「井上陽水」→「帰郷」→「♫ あわれやまのホトトギス」という連想で思い出す。

(一般的にホトトギスと言ったら、鳥類を思い浮かべる人の方が多いのだろうか?ワガハイも若い頃はこの花の存在を知らなかった。鳥類の方は時折鳴き声を聞く機会はあった。だが、姿をしっかりと見た記憶はない。)

 

ま、とにかく植物の「ホトトギス ユリ科ホトトギス属[Tricyrtis hirta」のコトを書く。

山歩きをしていると、やや湿った崖や岩陰で見かける植物だから、燦々と陽光が差し込む日当たり良好の場所に植えると元気がなくなる。当初、鉢植えのホトトギスを良かれと思って日照条件の良い場所に置いたところ、水切れに注意していても葉の先端が枯れてきた。花もあまり咲かなくなった。

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庭植えのホトトギスの様子を見ていても、数年かけて適当に木漏れ日になるような条件を探すように、繁殖場所が移動していく。そして適した条件が重なると丈は1メートル程にもなる。

この花も、秋明菊と同じく・・・あまり丈が伸びない方が、姿のバランスは良いと思うのだが・・・なかなかイイ感じに収まらない。

ホトトギス 2

 この花も、秋明菊に同じく蕾の色やカタチが面白い。開花した状態よりも蕾の方が好みだ。それは何故かというと、斑入りの品種が多いのだろうか。ソレが見ようによっては気持ち悪いのだ。加えて花のフォルムもシャンデリアみたい!って喜ぶ人もおられるみたいだが、ワガハイ的には過剰な装飾に思えてしまう。

以前は斑入りではない品種も植えてあった筈なんだが・・・消滅してしまった。

というコトで、この花を丁度良く引き立てるためには、その存在を有り難いと思えるような環境に咲かせるのが重要なポイントだろう。凄くシンプルな、質素な庭の片隅に少々咲いている・・・ってな感じならば、結構綺麗に見えるだろう。

でもナカナカ・・・やっぱり幾らか群落化するねぇ。庭のような環境下では、群落にならないと元気な感じにならないみたい。ちょっと締めた生育条件にすると花が咲かなくなってしまう。そして花を咲かせようとするとガンガン増殖してしまう。

山で見るホトトギスは、厳しい環境で咲いているから丈が小さなモノが多いように思うし、群落化している様子も見たことがない。ワガハイが良し!とする様子を庭で実現するのは、難しいなぁ。

ホトトギスの面倒に専念している人生でもないしねぇ。

ホトトギス 3

しかしまあ・・・見れば見るほど面白いというか、妙なというか・・・不思議な形態の花だ。中心部が遊園地の飛行塔にも見えてくるんだよなぁ。

でも、この形態を分かりやすく撮影するのは難しい。斑入りだから模様が煩くて形態が見づらくなるのかなぁ・・・蕾と茎と花が、空間に散らばっている雰囲気の面白さは、ある程度撮影出来るように思うのだが。

 

修正:2022/10/19 12:00 一部、段落等を整理した。