Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

森本 特別純米酒 炸裂辛口

昨日は、富士山が初冠雪というニュースもあったので期待しつつも・・・御殿場側からでは微妙か?という予想通り、御殿場での富士山の眺望は雲まみれ。しかも午後の日差しで霞んだ頂上という見え方で・・・

と、ダラダラとした悪文で本日は始まった。

結局、冠雪状態は確認出来なかった。

たぶん、ニュース映像は山梨県側からの撮影だろう。甲府気象台の発表だというし。でも、御殿場って西側からの眺望になるから、頂上付近の右半分だけ白くなっているという見え方の時もあるんだが。

午前中の光だったら確認出来たのかもしれない。

 

さて、静岡県絡みの話として・・・リニア中央新幹線の工事が捗らない理由は、大井川源流域での水問題でトンネル工事が遅れているからだと思っていた。だが、川勝静岡県知事の話では、神奈川県が工事の遅れの原因だという。

確かに、リニアの車両基地が作られると聞いていた相模原市鳥屋では、ナニかが始まったような感じがしない。時々クルマで走り抜ける時に気にしているのだが。

だが、かなり一方的に「神奈川県が悪い」という言い方に聞こえる静岡県知事なんだよなぁ。ドッチが悪いっていう話じゃないと思うんだが。

とにかく、反対意見があって工事が中断したりするのは悪いコトではない。決まったコトでも途中で問題が発覚したなら再検討するっていうのはイイんじゃない?

 

そして本題!静岡県絡み。

炸裂してますぅ!

静岡県遠州・・・つまり菊川駅南口下車徒歩直ぐに位置する森本酒造さんのお仕事。神奈川県内ではまずお目にかかれない「森本」との出会いは、遡ること30年以上前になるだろうか?菊川駅前の区画整理事業の話があって、蔵の移転という存続危機が聞かれた頃だったかなぁ。どこの酒販店で購入したのか忘れたが、「小夜衣」の四合瓶を入手した。

それは強烈な印象を残した1本だった。端的に言って濃い酒!とにかく濃厚な旨味。まさしく純米酒の極み、のような香味だった。その頃は吟醸ブームだったし、香り高いフルーティーな呑み味スッキリ的な酒がもてはやされていた頃だった。

ある意味、暴力的な美味さだった。こんなにも日本酒(清酒)って味がノルんだなぁ・・・ここから引き算していくとあんな酒になって、こんな酒になって・・・と思いを巡らせながら呑んだ記憶は残っている。

その頃に比べれば、森本酒造のお酒も軽やかになった。蔵も大切な井戸は動かさずに区画整理事業を終えたし、跡継ぎの息子さんが酒を造りだしていると聞くし、若い方の香味感性も反映してきているのかもしれない。なんかイイ感じの展開をされているんじゃないか、と、呑み手として嬉しく、盃は気付くと進んでしまっている。なんか、思い出をつまみにして呑んでいる感じ。

 

「小夜衣」「森本」は、静岡県内でも限られた酒販店で見つけるコトが出来る。というコトは、杉錦の秘蔵酒を買った時に、もう1本購入したのがこの「森本」だ。

etsuro1.hatenablog.com

さて、この旨酒は「炸裂辛口」とタスキ状にラベルが貼られている。確かに甘口ではないが、強烈に辛いとも感じない。だが、比較的柔らかなタッチが多い静岡酒の中では、濃醇さの中に酸のキレがあって舌がダレるコトはない。

裏ラベル

日本酒度+6.0、酸度1.4というスペックは、今ではそれほど珍しい数値ではない。+10を超えている酒だって割と呑んでいるからなぁ。そういう比較になると、このお酒は穏やかな部類になる。

個性としては「秘蔵酒四二三 杉錦」という強烈なのがあるからねぇ・・・結局、この杉錦と連続して呑んだから、森本の穏やかさっていうトコロに感想が落ち着く、のかな?

表ラベル「森本」

表のラベルは日本酒?って一瞬思ってしまう感じ。使用酵母が協会901号っていうのも面白い。精米歩合60%でも香りが立つコトはあるケド、上手にさり気ない立香におさえられた9号系の香りっていうのもお洒落なもんだ。協会701号で醸された酒を呑む機会が多いだけに、901号のアイテムも大切だな。

しかし・・・米の味わいの膨らみ感が表現されているなぁ・・・アーティスティックなフルボディってな言い方も出来るなぁ。ソレが森本酒造のキャラクターだろうなぁ。

コレは見つけたら買い!ですな。