身辺が騒がしく、ナニかと物議を醸した人・・・つまり生き方(生き様)のままに、死に様というのもその様になる・・・ってなコトを言ってた禅宗の坊さんを思い出している。
「生臭いモノは生臭いママに、そうそう成仏出来るもんではない・・・」
そんな言い方もしていた。戦前から戦後の幾人かの政治家の、身の上相談などする羽目になった経験のあるその坊さんは、イロイロな裏事情など知りながらも、かれこれ10年以上前に他界した。
たぶん、かなり多くの秘密をあの世に持って行ってしまったと思う。
というコトで本日、日本武道館で行われる式典については、そういうコトなんであろう。その人となりが反映されたカタチになっている、といえば、その様にも見えるような気がする。
当初、国葬に賛成という数字が高かったはずだが、いつの間にか逆転した。それもまた、どうしてその様な世論の変化が生じたのか?始まりは心情であり、途中から分析が入って冷静になったのか?或いは、様々な意見に翻弄されたのか?
まあ、とにかく今日一日、大トラブルが起こらないコトを願う。
さて、以前にも書いた秋明菊の蕾だ。「淡い思い、薄れゆく愛」が花詞なんだそうだ・・・花詞なんぞ気にするワガハイではないものの、実に本日にピッタリではなかろうか?(ま、始まりから愛は無いケドねぇ)
ほぼ無風だったので、今月16日のブログでの画像よりも寄って撮影出来た。使ったレンズもマクロだしねぇ・・・今回は寄ってますぞ!
蕾の表面が毛羽立っているのがよく分かる。なんか・・・桃を連想させて美味そうに感じてしまうのはワガハイだけだろうか?まあ、秋明菊はキンポウゲ科だから毒性に関しては注意だろう(毒草として有名なトリカブトもキンポウゲ科トリカブト属)。ただイチリンソウ属はニリンソウを食用とする話もあるからなぁ・・・まあ、秋明菊は弱毒性かもしれない。一般的には食べない方がイイだろう・・・ま、食べるところは少なそうな植物だけどねぇ。全草を観察すれば美味そうには見えないケド。
と・・・どうしても見る鑑賞よりも食べる鑑賞法に話が行きがちなのは仕方ない。桃の実を連想させてしまったのだから。
コレだけ寄ると、桃の表面の毛羽立ちとは様子が違う。ここまで近づいて見ると食欲は消える。でも綺麗な色だなぁ・・・
花の色って、カメラを通すと再現が難しい場合がある。まあ、特にデジタルになってからは、再現できる色の範囲がキッチリと論理化されてしまっているワケだし、画像を表示する機材の性能に左右されるから、現物に忠実な色再現・・・なんてェのは妄想に過ぎない。
でもまあ・・・この画像の蕾の色味は、結構イイ線いってる感じだと思う。概ね、こんな雰囲気の色合いだ。
花が咲いてしまうと興味が無くなる秋明菊・・・だが、蕾はかなり気に入ってしまった。ワガハイ的には咲いてくれるな秋明菊!蕾のままがイイ!!
蕾を瞬間接着剤使って止めてしまったらどうなるんだろう?
このままポリで固めてしまうか?
まあ・・・ロクなコトは思い浮かばないから、やらないでおこう。秋明菊の一生の、気に入った瞬間だけ楽しめばソレでいいよなぁ。全部を楽しまなくてもイイよなぁ。別名は貴船菊・・・京都の奥座敷の名前が付いた植物だけに、ちょっと生臭いコトも連想してしまう花だな。